白神山地(青森県)の世界最大級のブナの原生林、人気スポット

最終更新日:2017年9月17日

世界自然遺産に登録されている世界最大級のブナの原生林、白神山地。

そこには、人為的な影響をほとんど受けていない貴重な自然が残されており、訪れる人々に安らぎと感動を与えます。

ここでは、白神山地で見逃せない人気スポットをご紹介。

1. 神秘的なコバルトブルーの泉「青池」

白神山地の西のふもとに点在する十二湖のひとつ、青池。
まるでブルーのインクを流し込んだような鮮やかなコバルトブルーは一生忘れられない光景になるでしょう。

じつは、この青は青色の化学物質が溶けているわけではないのです。
その反対で、湖水に不純物がほとんど溶けていない純水であるため、“水本来の青”が湖底に反射してみえているのです。

そのため、青色の加減は日光の入り方、つまり日の高さによって刻々と変化します。
朝方は“澄んだ明るい青色”、昼は“はっきりと鮮やか青色”、夕方は“おちついた群青色”。

ぜひ、あなたのお気に入りの青を見つけてください。
また、白神のふもとにあるため、散策コースは歩きやすいため、足腰に自信がなくても安心です。

オススメの時期は新緑のころで、ブナやミズナラの青々とした緑と、青池の鮮やかなブルーの対比がたのしめるでしょう。

2. 300年変わらない大自然を満喫「白神の森 遊山道」

この地域の森は、江戸時代から農業用水の確保のため、伐採が禁じられてきました。
そのため、現在も300年前とほとんど変わらない自然が残されています。

まず、「総合案内休憩所 くろもり館」で入山料を支払い、許可証を得てから入山します。
散策コースの遊歩道はしっかりと整備されており、登山初心者でも安心して歩くことができます。

コースは内回りと外回りの2コースあります。
内回りは、「森の沸きつぼ」を折り返し地点とした約1km、約45分のコースで、水源地としての象徴、「森の沸きつぼ」からコンコンと水が湧き出ている様子から、森が生きていることを感じられます。

外回りは、東屋を折り返し地点とした約2km、約90分のコースで、森が深くなるにつれ自然の生態系が感じられ、運がよければリスやサルなどの野生生物に遭遇することができます。
また、ガイドツアーに参加すると、おちている木の実や出会った小動物の生態、咲いている草花についての解説をきくことができ、白神の森の魅力をより知ることができるでしょう。

3. 険しい道を乗り越えた先の幻の滝「暗門の滝」

この周辺は深い谷が入り組んだ険しい地形のため、渓流や落差の大きい三つの滝があり、変化にとんだ景観をみることができます。
もっとも大きい第一の滝は落差約42メートルで、その壮大さに圧倒されるでしょう。

ただし、現在(2017年8月)は観光用の遊歩道の整備はされておらず、滝にたどり着くまでに、岩場をのぼったり、川を渡ったりなど、かなり険しい道のりをいかなくてはなりません。
そのため、一般客は、安全のため現地ガイドが同行することを強くすすめられています。

ハイレベルな散策になるでしょうが、困難を乗り越えた先にたどり着いたときの達成感は何ものにも変えがたい一生の経験になるはずです。
散策の際は、観光施設の「アクアグリーンビレッジANMON」で、それぞれの難易度に合わせたコース案内がされているので、ぜひたずねてみてください。

4. 樹齢400年 白神の母なる木 「マザーツリー」

推定樹齢400年、高さ約30メートル、幹の直径約1.5メートルの白神を象徴するブナの巨木です。
通常のブナの寿命が約200年であるのに対して、その倍の寿命を生きているこのマザーツリー。

その美しい枝ぶりや輝かしい緑の葉に、長い年月のたしかな生命力を感じられます。
また、周辺に白神山地を一望できる展望スペースがあります。

旅の終わりにいままで散策した山々に想いをはせてみるとよいかもしれません。
なお、たどり着くまでの津軽峠の道路は未舗装でかなりの悪路のため、車の運転の際は気をつけましょう。

4. 白神に訪れる際の気をつけてほしいこと

白神に訪れた際は、美しい自然を長く守っていくために、マナーを守って入山しましょう。
草花を持ち帰ったり、ゴミをポイ捨てしたり、野生動物へエサやることは自然環境に悪影響を与える可能性があるので、絶対にやめましょう。

白神は豊かな自然であるため、クマが出没することがあります。
案内所でクマ出没情報を確認し、かならず複数人で散策するようにしてください。

また、早ければ11月から冬季休業になる場合もありますので、訪れる際はかならず営業期間をご確認ください。
また、青森は11月ぐらいにはもう雪もちらつくほど冷え込みますので、防寒対策もしっかりしたほうがよいでしょう。

白神山地の魅力 まとめ

白神山地の魅力をすこしでも知っていただけたでしょうか?
簡単に散策できるスポットもあるので、足腰に自信がなくても、気軽に自然を堪能できます。

季節によって、地域によって、まったくちがった表情をみせる雄大な白神の自然を、ぜひ現地でご堪能ください。