静岡県川根本町にある「夢の吊り橋」は寸又峡の象徴的存在です。
大井川鉄道「千頭駅」で降りてバスで40分ほど揺られてたどり着いた先はまさに夢のような光景が広がっています。
今回はその寸又峡にある「夢の吊り橋」についてご紹介します。
1.夢の吊り橋とは?
静岡県の金谷駅から大井川鉄道で約1時間30分揺られ、その後40分ほどバスに乗らなければたどり着けないほどの秘境ともいえるスポットです。
しかし、それだけ労力をかけてたどり着いた先の景色はまさに絶景です。
常緑の季節には真っ青な湖面が太陽の光を反射し、とても幻想的です。
また、秋には紅葉が美しく湖面の色を染め、まさに名前の通り夢の中にいるかのような心地にさせてくれます。
現在は恋愛のパワースポットとして知られており、地元では有名な観光地です。
長年連れ添った伴侶と吊り橋の上でお互いに感謝の言葉を投げかけることで、この先、生涯一緒に暮らしていくことが出来るでしょう。
夢の吊り橋自体はとても高く、道が細いので人がすれ違うのもやっとなほどです。
もし、高所恐怖症の方であれば少し注意が必要です。
しかし、勇気を振り絞って吊り橋を渡ればそれを忘れてしまうほど幻想的な光景に目を奪われ、高いところにいる事実さえ忘れてしまうかもしれません。
その光景は生涯思い出として残るのにふさわしいものであると断言できます。
2.大井川鉄道で行く夢の吊り橋
寸又峡周辺には寸又峡温泉があります。
地元で採れた食材を使った料理や絶景の見える露天風呂を楽しむことが出来ます。
また、足湯カフェなどもあり、宿泊を視野に入れた観光地となっています。
また、大井川鉄道はアプト式のシステムが使われており、急勾配も登ることが出来るようになっています。
世界中でこの鉄道システムが使われてはいますが、日本では唯一この大井川鉄道だけです。
その鉄道の旅を楽しみながら寸又峡まで行くまでの旅路もとても有意義なものになるといえるでしょう。
新金谷駅では駅弁も売られており、外の光景を眺めながら舌鼓をうつのも良いでしょう。
特に平日は利用者が少なく、穴場となっております。
その代わり電車の本数も少なくなっておりますので事前に確認をしてから出かけましょう。
これからの紅葉の季節は大井川鉄道線沿いも紅葉で赤く染まります。
その光景を眺めながらの電車の旅は時間を忘れて楽しむことが出来るでしょう。
日常から離れた光景を目に焼き付け、ぜひ「夢の吊り橋」への旅路をお楽しみください。
3.紅葉シーズンの夢の吊り橋
紅葉シーズンの「夢の吊り橋」は先にも述べました通り真っ赤に染まる絶景を見ることが出来ます。
ぜひ、この季節に1泊2日の旅行の計画を立てることをオススメします。
紅葉の見ごろは例年10月下旬~12月上旬頃となっております。
長い期間楽しめますが、やはり11月に行くのが一番キレイな紅葉が楽しめるでしょう。
特に平日は人が少ないので、ゆったりと紅葉を楽しむことが出来ます。
写真を趣味としている方はぜひその光景を写真に収めて帰ってください。
数年後、その写真を見て思い出す光景はきっとこの素敵な景色と伴侶との素敵な思い出のはずです。
ぜひ多くの写真を記念に撮って帰りましょう。
また、美しい紅葉を眺めながら日頃の感謝を相手に伝えてみませんか。
現実離れした非日常のような光景の中だからこそ普段いえないことも口に出せるはずです。
パワースポットとしての「夢の吊り橋」の効果もあり、より絆を深めることが出来るでしょう。
4.川根のお茶と健康寿命
実は静岡の中でも川根のお茶は美味しいことで有名です。
それは川根の気候が美味しいお茶を育てるのに非常に向いている上に、他の産地のものとは決して混ぜないという誇りを持っているためです。
また、静岡県はお茶に添加物や香料を混ぜることを禁止する条例があります。
そのため、原料のところに「茶葉」以外の記載がなければ純粋にお茶以外のものは使われていません。
そのため、川根茶は健康にもとてもいいお茶であるといえます。
また、川根の町は静岡でも健康寿命が一番長い地域です。
特に、男性のお年寄りは皆さんとても元気ではつらつとしておられます。
その秘訣はお茶に加えて日頃から周囲の人々と関わりを持つことにあるそうです。
「夢の吊り橋」に行く途中、地元の人と会ったらぜひお話を聞いてみてください。
健康に長生きする秘訣や地元の人しか知らないような場所も親切に教えてくれるでしょう。
恐怖すら忘れてしまう絶景「夢の吊り橋」を訪れよう
今回紹介した観光地「夢の吊り橋」にはもちろん車で行くことも出来ます。
むしろ車で行く方が移動は楽ですし、様々な場所をまわることが出来ます。
しかし、「夢の吊り橋」という現実から離れたような場所に行くからにはのんびりとその地域を楽しんでいただきたいと思います。
大井川鉄道で長時間揺られ、寸又峡温泉で旅の疲れを癒す。
そんな旅をぜひ皆さんには一度経験していただきたいです。