高尾山は、登山の初心者であっても気軽に登ることができる山の1つとして人気を集めています。
魅力的なスポットもたくさんあるため、人生でぜひ1度は訪れておきたい山です。
そこで、高尾山の魅力について詳しく紹介していきます。
1.新宿から1時間以内で行くことができるという近さ
山登りと言うと、「何時間もかけて、地方にある山へ行く」というイメージがあります。
しかし高尾山は、東京都内にある山。
新宿から電車1時間以内、そして電車の乗り換えなしで行くことができるというのが、高尾山の魅力です。
年齢を重ねると、「遠くの地方まで遠出する」ということが年々億劫になります。
それに加えて「山登りをする」という目的がある場合、山登りでも体力を消費します。
しかし、高尾山であれば、新宿から1時間以内で行けるため、都内在住の人にとっては体力的な負担が少ないと言えるでしょう。
2.初心者に優しい山
高尾山の大きな魅力は、「初心者に優しい山である」ということです。
そのため、山登りが初めてだという人でも、ハイキング気分で気軽にチャレンジすることができます。
高尾山には、登山コースがいくつもあります。
その中でも、初心者向けのコースがとても充実しているという点が魅力です。
そのため、安全面に不安を感じることなく、山登りをゆったりと楽しむことができます。
もちろん、山登りに慣れている上級者の人向けのコースもあるので、あらゆるレベルの登山者を飽きさせることがありません。
そして、どの登山コースも、道がキレイに整備されています。
そのため、靴をぼろぼろに傷めてしまうということがあまりありません。
高尾山では、ケーブルカーやロープウェイなどの乗り物も充実しています。
そのため、途中で疲れてしまっても、それらに乗れば頂上まで行くことができます。
他の山ではなかなかそうもいきませんが、高尾山であれば「途中で疲れたので、頂上まで行けずに泣く泣く諦めて下山した」という結果になることはありません。
3.心を癒す自然の光景をじっくりと堪能できる
高尾山は、季節ごとに姿を変える自然の光景を、ゆったりと堪能することができる山です。
そのため、「ただひたすら頂上を目指す」というだけでなく、周りの景色も楽しむことができ、心を癒すことができます。
春は山桜やかわいらしいスミレが咲きほこります。
夏になったら、沢が見られる登山コースを歩くようにすると、せせらぎの音に癒され、涼しい気分を味わうことができます。
秋は何と言っても、素晴らしい紅葉が見所です。
そして、冬になると、年末に「ダイヤモンド富士」を拝むことができます。
このように、四季折々の自然を楽しみながら登ることができるのが、高尾山の大きな魅力です。
4.パワースポットが多い
高尾山が人気を集めている理由の1つに、「パワースポットが多い」ということが挙げられます。
1つめのパワースポットは、「たこ杉」と呼ばれる大きな杉の木の横にある、「開運引っ張りだこ」と呼ばれるたこの像です。
たこ杉は、根がたこの足のようにぐにゃぐにゃしていることから、この名前で呼ばれるようになりました。
この「たこ杉」にちなんで作られたのが「開運引っ張りだこ」です。
これに触れると、「たくさんの幸せなチャンスからひっぱりだこの状態になることができる」という言い伝えがあり、パワースポットとして大人気です。
2つめのパワースポットは、天狗を祀っている「薬王院」です。
天狗は高尾山の神様であると言われています。
その天狗を祀っている薬王院は、「勝負運を上げてくれるパワースポット」として、ここ一番の勝負を控えた人たちに大人気です。
そして、何と言っても、高尾山そのものも、偉大なパワースポットです。
昔から神々に守られ、人々の心を癒してくれる豊かな自然に恵まれた高尾山は、山全てがパワースポットと言えるでしょう。
5.とろろ蕎麦がおいしい
高尾山に行ったら必ず食べたいのが、とろろ蕎麦です。
高尾山の登山コース内、そして、高尾山周辺にはたくさんの蕎麦屋があり、連日多くの人々で賑わっています。
昔、高尾山の山小屋に住む人々が、「登山者の疲れを、消化の良い蕎麦で癒してあげたい」という思いで、登山者に蕎麦を振る舞うようになったと言われています。
これが、高尾山で、蕎麦が名物になったきっかけだと言い伝えられています。
高尾山周辺は、水がとても澄んでいる地域でもあります。
そのような地域でじねんじょが育てられるようになり、いつしかそれも高尾山の名物になりました。
この2つの高尾山名物を組み合わせたとろろ蕎麦は、高尾山に行ったら必ず食べておきたい郷土料理です。
体力に自身がなくても楽しめる高尾山
高尾山は、登山初心者でも負担なく登れて、様々な自然の姿やパワースポットを楽しむことができる山です。
そして何と言っても、「都内在住の人でも、遠出することなく気軽に山登りを楽しむことができる」という点も、大きな魅力です。
半日あれば、余裕で行って帰ってくることができるので、ピクニック気分で気軽に行ってみてください。
きっと心をスッキリと癒すことができるでしょう。