定年後の旅!竜宮窟【静岡県】で青春のラブパワー注入!

最終更新日:2017年9月25日

静岡県にある伊豆半島は日本国内の中でも特に自然の様々な表情が見える素晴らしい土地です。

海岸沿いには海水浴場などがあり海の幸を楽しめる一方で、伊豆高原を代表とする山地もあり、山の幸も楽しめます。

また、「伊豆といえば温泉」といわれるように、かつての火山活動の影響を色濃く受けています。

そんな中で最近注目を集めているところが、静岡県下田市にある「竜宮窟」です。

いったいどのようなところなのか、紹介します。

1.伊豆半島ジオパークの秘境

前述したように、静岡県の伊豆半島は火山活動によって生まれた地形が自然がとても特徴的です。

そのため、この伊豆半島は「伊豆半島ジオパーク」として地域振興や教育につながる資産として登録されました。

下田市は伊豆半島の最南端に位置する都市で、やはり海や山がキレイなところです。

そこに「田牛海岸」という有名な海水浴場がありますが、その隣にあるのが今回ご紹介する「竜宮窟」です。

竜宮窟は、海岸が長い年月をかけて侵蝕してできた海蝕洞です。

まさに断崖絶壁という言葉がふさわしいところではありますが、なかなかこのような地形を見ることはできません。

車で行く場合には、駐車場に止めて階段を下りていくと海に面した海岸に出ることができます。

そこで目の当たりにするのは石でできた大きな壁です。

しかし、その中で一部がぽっかりと穴が開いており、そこから向こう側の海岸線を見ることができます。

石の壁の高さはとても高く、見る人を圧倒します。

とても迫力のあるところです。

一度見る価値はあるスポットです。

2.パワースポットとしての側面

この竜宮窟を崖の上から見ることもできます。

そこには、地面がハート型に見えるところがあります。

そこで、下田市の観光ガイドなどでは「ラブパワースポット」として売り出されることとなりました。

そのため、「秘境」といいつつ多くの観光客が訪れるようになりました。

特に若いカップルに人気だそうですが、どの世代でも見る価値は十分にあると思います。

また、意外と知られていないのが、スタジオジブリの映画「紅の豚」のモデルになっているというスポットです。

この映画は、多くの人が一度は見たことがあると思います。

いわゆる「聖地」になる可能性もあります。

映画を見た後に、この竜宮窟を見るとまた一味違った魅力を感じることになるでしょう。

1つのスポットでたくさんの魅力を感じることができるというのは大変ありがたいことです。

いろいろな見方ができることこそ、楽しみ方もたくさん見いだせることができるのではないでしょうか。

3.田牛サンドスキー場

この竜宮窟の隣にあるのが、田牛海岸です。

海水浴場があるのはもちろんですが、ここの注目スポットは「田牛サンドスキー場」です。

これは、傾斜角度が30度、長さが70メートル、幅が100メートルもある砂のスキー場です。

これのすごいところは、決して人工のものではないということです。

自然現象でできた砂の山です。

竜宮窟は海が侵蝕してできた崖である一方、その隣には砂が積もってできた山があります。

これこそが、「伊豆高原ジオパーク」の醍醐味です。

隣り合うスポット同士で、同じ海岸であるのに全く違う表情を見せるところは大変魅力的です。

夏にもなれば、海水浴を楽しみながらサンドスキーも楽しめ、さらには竜宮窟も観光できるという一石二鳥、一石三鳥の魅力を体感することができます。

たとえ海水浴シーズンではなくても、竜宮窟と田牛サンドスキー場を比較してみるだけでも、その自然の力に圧倒されることは間違いありません。

どちらもセットで訪問することが一番のオススメです。

周辺スポットとともに、伊豆半島の「竜宮窟」を訪れよう

伊豆半島は、静岡県の観光スポットの中でも一味変わったところです。

東京からも近く、鉄道でも高速道路を使ってもそんなに時間のかかるところではありません。

「伊豆高原ジオパーク」に登録されてからは、ますます観光スポットの様相を呈してきました。

そんな中で、竜宮窟や田牛サンドスキー場は下田市がパワースポットとして売り出したりするなど観光資源として十分に活用されるようになり、魅力がますます発信されて注目を集めるようになってきました。

自然や地形を探求することがメジャーになりつつある中、この圧倒的な景色は一度見る価値はあると思います。

また、静岡県は海の幸や山の幸もとても豊富です。

温泉なども多く存在するため、日帰りで帰るのではなく、ぜひ一泊・二泊としていただきたい地域でもあります。

伊豆半島には竜宮窟だけにとどまらず、多くの観光スポットがあることもまた事実です。

竜宮窟や田牛サンドスキー場を観光することをきっかけに、静岡県や伊豆半島に興味を持っていただき、何度も足を運んでいただければと思います。