たらこ・明太子には添加物(着色料、発色剤)が多く含まれている!無着色・無添加のものを選ぼう

最終更新日:2017年10月25日

魚卵を加工した食品の中でも、たらこや明太子はご飯のおかずやおにぎりの具として親しまれています。

中にはお酒のつまみとして愛好している人もいますが、どちらにも添加物が多く含まれている点には注意が必要です。

1.本来は肌色をしているタラの卵巣

たらこはタラの卵巣を塩漬けにした加工食品で、明太子は唐辛子を使って漬ける点がたらこと異なります。

どちらもスーパーや鮮魚店などの店頭で売られる際には赤やピンクの鮮やかな色に目を引かれますが、タラの卵巣はもともと肌色に近い色です。

そのままの色ではあまり美味しそうに見えないことから、売上を伸ばす目的もあって赤い色が出るよう材料の卵巣を加工するようになったのです。

そうした理由からたらこや明太子は多くの添加物を使用して加工されるのが一般的で、それらの添加物は最終的に消費者の体内に入ることになります。

安全性な添加物だけが使われていれば問題ないのですが、必ずしも安全とは言えない物質が含まれている商品は少なくありません。

2.無着色のたらこ・明太子も増えている

毒々しいほど鮮やかな赤い色のたらこや明太子には、「赤102」「黄5」といった着色料が使われています。

これらの着色料は天然に存在する色ではなく、石油由来のナフサという原料から作られた合成着色料のタール色素です。

単独で摂取しても安全性に問題ないとされているため日本では食品への添加が許可されていますが、発がん性を持つ疑いがあるとして海外では使用が禁止されている国も少なくありません。

日本でもこうした合成着色料を使った商品が消費者の間で敬遠されるようになったため、以前と比べると毒々しい色をしたたらこや明太子も見かけることが少なくなりました。

中にはまだタール色素を使っている商品もありますので、購入の際には原材料名をチェックするといいでしょう。

3.発色剤のトリック

たらこや明太子のパッケージに記載された原材料名でチェックすべき項目は、着色料だけではありません。

「無着色」を売りにしていてもキレイなピンク色をしている商品は多く見られます。

そこが「無着色」のトリックで、原材料名表示をよく見れば「発色剤」として亜硝酸ナトリウムが使われている例が少なくないのです。

発色剤はハムやソーセージなど肉の加工食品にもよく使用され、原料の肉が酸化して黒ずんでしまうのを防ぐ役割を果たしています。

亜硝酸ナトリウムは肉の色素たんぱくに作用して酸化還元反応を起こし、最終的に食欲をそそるピンク色を生じる働きもしてくれます。

食中毒の原因となる菌の繁殖を抑制する効果も持つ亜硝酸ナトリウムは優れた食品添加物と言えますが、大量に摂取すると急性中毒が生じるほど毒性の強い劇物でもあるという点は見逃せません。

4.加工過程で大量の添加物を使用

亜亜硝酸ナトリウムはもともと岩塩の中から発見された物質で、古くから岩塩を使って塩蔵した肉の色が良くなることが知られていたヨーロッパで発色剤としての用途が考案されました。

発色剤の形でたらこや明太子に微量が含まれる程度の亜硝酸ナトリウムなら、よほど大量に食べない限りはこのような急性中毒を起こすこともないと考えられます。

しかしながら亜硝酸ナトリウムには胃がんや大腸がんのリスクを高める可能性も指摘されていますので、こうした発色剤が使用されている食品の摂取には注意が必要です。

亜硝酸ナトリウムはアミンという物質と結合すると、ニトロソアミンという強力な発がん物質に変化します。

アミンはソーセージやハムなど肉の加工食品だけでなく、たらこや明太子にも含まれています。

食品に含まれたアミンと発色剤の亜硝酸ナトリウムが胃の中で反応してニトロソアミンに変わると、胃や腸の粘膜に作用してがん細胞が発生しやすくなります。

5.安全に食べるための工夫

無着色のたらこや明太子にも以上のような健康リスクはありますが、懸念される添加物は着色料や発色剤だけではありません。

たらこや明太子の加工過程では、大半のケースで他にも多くの添加物が使用されているのです。

特に明太子でよく使われる合成調味料のグルタミン酸ナトリウムは菓子やインスタント食品でもおなじみの添加物ですが、高温下では発がん性物質が生じる可能性があります。

たらこや明太子を焼いて食べているという人は、原材料名に「調味料(アミノ酸等)」と表示されていない商品を選ぶようにするといいでしょう。

最も安全性が高いのは、それらの添加物がまったく使用されていない無添加のたらこや明太子です。

購入先は限られますが、健康への悪影響を心配せずに安心して食べるには無添加の商品を選ぶことが欠かせません。

美味しいたらこ・明太子も食べすぎには気をつけて

たらこや明太子は塩分やコレステロールが多く含まれますので、無添加の商品でも食べすぎは禁物です。

適量を食べるのであれば、無添加の商品を選ぶことでがんを発症するリスクを減らすことができます。

無着色・無添加のたらこ・明太子は色がそれほど鮮やかでなく価格も少々高いですが、安全性の面では選ぶ価値が高いのです。