シニアのメンタルを鍛えるには瞑想が最適!始め方と注意点

最終更新日:2017年9月6日

今、瞑想を生活の中に取り入れる人が増えています。

瞑想を続けることによって、自分の内面がクリアになるため、ストレスやネガティブな思いでいっぱいになった内面をスッキリさせる効果が期待できます。

そこで、これから瞑想を始めたいという人のために、瞑想の魅力や始め方・行う上での注意点などを紹介します。

1.瞑想の魅力①.感情や状況に左右されない自分になれる

瞑想の魅力は、「自分の内側に湧きあがる感情や、自分の外側で起きる出来事や状況に対して、動じない自分を作ることができる」という点です。
瞑想を続けると、自分の内側に入り乱れた感情や思考が整理されます。

その結果、自分に必要なものだけが自分の中に残り、自分に不要なものはすんなりと手放せるようになります。
言い換えれば、「瞑想によって、ありのままの無駄のない自分自身」に戻ることができると言えるでしょう。

ありのままの自分自身に戻ると、自分を冷静に信じる心や自尊心が芽生えてきます。
それによって、「静かな強さ」が身に付くようになり、あらゆるものに対して動じない心を作ることができます。

2.瞑想の魅力②.自分の本音に気づくことができる

瞑想を習慣にすると、今まで見て見ぬふりをしてきた「自分の本音」に気づくことができます。
その結果、自分に嘘をつくことができなくなり、いつでも自分に正直に生きることができるようになります。

この喜びを1度でも経験してしまうと、瞑想がやめられなくなります。
瞑想を続けると、自分の内面が「偏りのない、ニュートラルな状態」に変わっていきます。

そうすると、自分にとって本当に必要なものや、自分が本当に進みたい道が自ずとわかるようになってきます。
そして、それらを「頭でわかる」だけでなく、「自分の本当の望みを叶えるために、何か行動せずにはいられない」という衝動も同時に湧きあがってきます。

瞑想を続ければ続けるほど、そのような状態が自分に次々と起こってきて、自分をごまかすことができなくなります。
瞑想によって自分をごまかすことができなくなると、生きることへの本当の喜びを知ることができ、人生が益々輝いていきます。

3.瞑想の始め方①.リラックスできる静かな場所を作る

瞑想を行う上で大切なことは、「場所作り」です。
掃除や片付けができていない雑然とした場所で瞑想を行うと、気が散ってしまい、瞑想をしてもイライラしてしまいます。

騒音がうるさい場所も、瞑想には向きません。
基本的に瞑想はどこで行っても良いのですが、「瞑想を行う部屋はきちんと掃除や片付けをしておく」「できる限り静かな場所を選ぶ」ということだけは最低条件です。

「どうしても自宅では気が散ってしまう」という場合は、お寺などで行われている瞑想イベントに参加するのもオススメです。
そのような場であれば、瞑想にふさわしい環境が整っています。

自然豊かな公園などで瞑想を行うことも良いでしょう。
自然豊かな屋外は、風通しが良く、自然からの癒しも得られるため、瞑想には最適です。

4.瞑想の始め方②.最初は自分の呼吸にひたすら集中することが大切

瞑想と言っても、実は様々なメソッドがあります。
そのため、最初は「あちこちの瞑想方法を片っ端から試してみよう」と考えるかもしれません。

しかし、それではかえって混乱してしまい、瞑想を行うことそのものがストレスになってしまいます。
そのため、最初は「基本中の基本」だけをひたすら繰り返しましょう。

瞑想の基本とは、「自分の呼吸に集中すること」です。
自分が吸った息が体内のどこに入っていくのか、どのくらいの時間をかけて息を吐くことができるのかをひたすら観察してください。

瞑想を行う時の呼吸は、できるだけゆっくりであることが理想です。
なので、呼吸のリズムが乱れてきたり、呼吸が早くなってきたりしたら、その都度調整してください。

特に、息を吐く時は、可能な限りゆっくり吐きましょう。
これを20~30分くらい続けられるようにしていきます。

ストレスなく続けられるようになると、自分の中に「気づき」が自然に起こってきます。

5.瞑想を行う上での注意点.あまり長い時間瞑想をしないようにする

瞑想に少し慣れてくると、長い時間瞑想を続けていても平気になってきます。
瞑想している状態の心地良さをおぼえてしまうと、1日に何度も瞑想をしたくなってしまいます。

しかし、これはとても危険なのでやめてください。
あまりにも長時間にわたって瞑想をしたり、1日に何度も瞑想をしたりすると、「瞑想をしている、浮世離れした状態」に依存してしまうようになります。

「現実の自分」に戻ることに対して、極度のストレスを感じてしまうようになるのです。
その結果、地に足をつけるということから逃げるようになってしまい、最終的には人生の方向性を間違ってしまうことも少なくありません。

そのため、瞑想は1日に1回だけにしましょう。
そして、長くても1時間以下に留めるようにしてください。

メンタルを鍛えるため、瞑想を始めてみよう

瞑想は、自分の内面や思考の整理に大きく役立ちます。
そして、どんな時でも、「何事にも動じない、静かな強さを持った自分」でいることができるようになります。

自分の本音に気づくこともできるので、自分に正直に生き、本当の喜びを見つけることができるようになります。
但し、間違った方法で瞑想を続けてしまうと、逆に危険です。

そのため、瞑想は1日1回と決め、適切な時間を守って続けてください。