富山県の人気観光スポットである黒部ダムについてご紹介します。
ダムは186mと国内最高の高さを誇り、現在も年間100万人以上の観光客が訪れる最も有名なダムの1つです。
1.観光できる時期は決まっているのか
黒部ダムを観光できる期間は、例えば4月15日〜11月30日というように決められています。
これは、黒部ダムが標高3000m級の高山地帯にあるため、冬の間は気温がマイナス20度ほどとなり、観光が困難になるためと考えられます。
観光期間は、黒部ダムのオフィシャルサイトに掲載されておりますので、黒部ダムへの観光をお考えの方は、確認してから観光の計画を立てましょう。
2.見頃はいつなのか
黒部ダムの観光というと、ダムと共に北アルプスの雄大な景色を堪能したいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その標高の高さから春は、美しい残雪の山々を見ることができます。
また、その年の気候により多少は前後しますが、ゴールデンウィークの時期に雪が溶け始め、新緑を見ることができます。
雪が溶け終わるのは、6月頃になるようです。
このことからも、黒部ダムがいかに雪深い地帯に位置してるのが分かりますね。
ダムの水が勢いよく放流される光景や、それによってできる虹などを見たい方は、夏や秋がオススメです。
また、紅葉を楽しみたい方は、9月中旬から10月下旬頃がオススメです。
そして、10月中旬頃に初冠雪を迎え、11月下旬までは荘厳な雪景色を堪能することができます。
3.車いすで行けるか
黒部ダムは、車いすでも安心して観光できる準備が整っています。
扇沢駅にはエレベーターが設置されており、黒部ダム駅には、黒部ダムまでのスロープがあり、安心して移動することができます。
また、黒部ダム駅では車いすの貸し出しも行っています。
なお、トロリーバスの乗降りやスロープの移動に補助が必要な場合は、駅係員に申出ましょう。
また、黒部ダムに着くと、バリアフリー通路があるので、放水を堪能したり、レストランを利用することもできます。
特に、放水を見る際には、展望台ステージというものが設置してあるので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
ただし、バリアフリー通路は6月26日〜10月15日まで利用可能ですので、それ以外の日程で観光予定の方は、「くろよん総合予約センター」へ問い合わせてみましょう。
また、黒部湖駅から立山駅までの各駅での階段の昇降や乗り物の乗降りの際は、駅係員へ申出ましょう。
事前に「立山黒部販売予約センター」へ連絡を入れておくと、スムーズに移動できるはずです。
4.ペットは一緒に連れて行けるか
せっかくの観光、ペットも一緒に…とお考えの方もいらっしゃるかと思います。
しかし、残念ながら、ペットを連れての立ち入りはできません。
これは、立山黒部アルペンルートが中部山岳国立公園内にあるためです。
この中部山岳国立公園には、様々な希少な動植物が生息しており、自然保護の観点から観光客にも協力してもらっています。
そこで、ペットを連れて観光したい方にオススメなのが、ペットの一時預かりという選択です。
扇沢駅近く、長野県大町市内に「ラブリーワイン」というペットの一時預かり施設があり、黒部ダムオフィシャルサイトでも紹介されております。
このようなペットの一時預かり施設を探してみると、自分の理想の観光により近づいていくのではないでしょうか。
5.どんな服装がベストか
標高3000m級の高山地帯まで行くということを考えると、寒さ対策、強風対策、紫外線対策などが必要になってきます。
例えば、春はまだまだ雪が残っていて寒いので、長袖シャツの上に脱ぎ着できるセーター、トレーナーなどが必要になります。
夏も虫刺され対策、紫外線対策のため長袖シャツがオススメです。
秋は、雪が降ることも考え、ジャンパー、ブルゾンなどを用意しましょう。
季節を問わず、長ズボンを着用し、肌の露出は控えましょう。
足元は、スニーカーなどの歩きやすいものを選びましょう。
リュックなど両手が空くスタイルが理想です。
また、山の天候の変化に対応できるようレインコートやウインドブレーカーを用意しておきましょう。
紫外線も強いので、通気性の良い帽子やサングラスなども用意しておくのがオススメです。
黒部ダムの四季を楽しもう
ここまで、黒部ダム観光についてご紹介してきました。
車いすで行くことができる、ペットの一時預かり施設が近くにあるなど、観光しやすいかなと感じられた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
服装などの準備も抜かりなくしていただけると、観光はますます安心安全なものとなります。
一度行ったことがある方も、違う季節に行くと、全く別の景色が楽しめるので、新しい景色を見つけにいきましょう。
四季折々の素晴らしい景色を見せてくれる黒部ダムへ、ぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。