緑茶の健康効果を知り、シニアは積極的に摂取しよう！

昔から日本人の間で幅広く親しまれている緑茶は、おいしいというだけでなく、健康に役立つ様々な栄養素が含まれています。
そのため、「健康のために緑茶を飲むことを日課にしている」という人も少なくありません。

そこで、緑茶の特徴、健康や体への効果についてまとめました。

1.緑茶のカテキンによる殺菌作用で、ウイルスや雑菌の増殖を防ぐことができる

緑茶にはカテキンが豊富に含まれています。
このカテキンは、優れた殺菌作用を持っているため、ウイルスや雑菌の増殖を抑えてくれる効果が期待できます。

例えば、体内に入り込んだウイルスを退治し、インフルエンザや風邪を防ぐことができます。
そのため、これらが流行する時期は、積極的に緑茶を飲むと良いと言われています。

更に、口の中の雑菌の増殖を防ぐ効果も期待できるため、口臭や歯周病を防ぐ効果も期待できます。

緑茶は飲料として飲んでも効果的ですが、「ウイルスや雑菌の増殖を防ぐ」という目的であれば、「緑茶でうがいをする」ということも非常に効果が高いと言われています。

緑茶に含まれているカテキンには、体内の活性酸素の増加を防ぐという効果もあります。
その結果、がんや老化の予防効果が期待できると言われています。

体内で増加した活性酸素は、体の中にある健康な細胞を攻撃し始めます。
それによって健康な細胞がどんどん錆びついてしまい、免疫力が下がって、がんになりやすくなります。

「健康な細胞が錆びつく」ということは、「細胞が急激に古くなって劣化してしまう」ということです。
その影響で、体の老化が起きてしまいます。

しかし、緑茶を飲むことで、積極的にカテキンを体内に取り入れることで、活性酸素の増加が抑制されます。
それによって、がんや老化を予防することができます。

特に、毎日必ず2杯程度の緑茶を飲む習慣があるという人は、がんになりにくい傾向があると言われています。

緑茶に含まれるカテキンには、悪玉コレステロール値を下げる働きがあると言われています。
カテキンには、脂肪分の吸収を極力抑える働きや、摂取し過ぎてしまった脂肪分をスムーズに分解する働きがあります。

これにより、肥満や生活習慣病を予防する効果が期待できます。
そのため、肥満の傾向がある人や、日頃から悪玉コレステロール値が高い人は、1日に緑茶を数杯飲むという習慣をつけると、生活習慣病の発症を防ぐことができると言われています。

実際に、生活習慣病になりやすい人に対しては、「毎日緑茶を飲むように」と医師が指導しているケースも多くなります。
肥満や生活習慣病は、糖尿病や脳梗塞など、人生を一変させてしまうような病気に繋がります。

そうなる前に、緑茶を有効活用して、早めに予防して起きたものです。

緑茶には、カフェインも多く含まれています。
その結果、脳や体がスッキリと覚醒し、やる気をみなぎらせることができるという効果が期待できます。

カフェインには、脳を心地良く刺激する効果があります。
そのため、眠気がさめない時やなかなか集中できない時、仕事や勉強をはかどらせたい時に緑茶を飲むと、カフェインの刺激で脳が刺激され、体に力がみなぎるようになり、やる気を取り戻すことができます。

逆に、寝る前など、リラックスしなければならない時は、緑茶を飲むことは避けた方が良いでしょう。
脳が興奮状態になって、不眠に繋がる場合があるからです。

カフェインは、胃への刺激も強いため、胃の調子が悪い時も、緑茶を飲むことはしばらく控えた方が良いでしょう。

緑茶には、ビタミンCも豊富に含まれています。
ビタミンCは、健康だけでなく、美容面にも大きな効果が期待できる栄養素です。

そのため、緑茶を飲むことで、健康な体と美しさの両方が手に入るのです。
ビタミンCには、体の内側の酸化を防ぐという働きがあります。

体の内側が酸化すると、健康な細胞がどんどん劣化してしまうため、抵抗力や回復力も落ちてしまいます。
その結果、色々な病気になりやすくなる上に、回復も遅くなってしまいます。

更に、細胞が劣化することで、肌のハリもなくなってしまいます。
しかし、ビタミンCを摂取することで、これらの悩みから解放されることができます。

いつまでも健康で美しくありたい人にとって、ビタミンC豊富な緑茶は、欠かせない飲み物であると言えます。

緑茶は、有害なウイルスや雑菌の増殖を抑えてくれる他、健康な体の基礎をつくるために欠かせない栄養素がたっぷり含まれています。
これらの栄養素は、健康のためだけでなく、美容にも大きな効果を発揮します。

年齢を重ねても若々しく健康でいたい人には、緑茶は非常に効果的な飲み物の1つです。
但し、胃や脳への刺激もあるため、1日に何杯も飲み過ぎてしまうことのないように気をつけてください。