東京競馬場(府中市)65歳以上の人が無料で利用できるシニア席は526席

最終更新日:2017年11月27日

「競馬」と聞けば社会的に認知されたギャンブルで、その競馬が行われるのが競馬場です。

競馬は馬券を買って的中するのが楽しめる遊びですが、競馬場へ行くと競馬をしない人も楽しめる施設がたくさんあります。

そんな競馬場の一つの東京競馬場に社会科見学に行きましょう。

1.東京競馬場の概要

現在日本には中央競馬と地方競馬があり、国が管轄するのが中央競馬です。

中央競馬の競馬場は日本には、札幌、函館、福島、新潟、東京、中山、中京、京都、阪神、小倉の10場があり、その一つが府中市にある東京競馬場です。

東京競馬場があるのは東京都府中市で、その地名を取って府中競馬場とも呼ばれることがあります。

最寄り駅は京王競馬場線の府中競馬正門前駅で、専用歩道橋を経由して徒歩約2分で着きます。

これ以外にも京王線の東府中駅やJR武蔵野線/南武線の府中本町駅からアクセスすることもできます。

東京競馬場の前身は目黒競馬場ですが、目黒競馬場周辺の都市化が進み手狭になってきたことから1933年に東京競馬場へと移転してきました。

東京競馬場ではJRA(日本中央競馬会)が開催するGⅠレースのうち約3分の1の8レースが行われるという中心的な存在の競馬場です。

そのGⅠレースの中には誰もが知るオークス、日本ダービー、天皇賞(秋)、ジャパンカップなどが含まれています。

2.東京競馬場の特徴

JRAの競馬場全10場のうち新潟競馬場、東京競馬場、中京競馬場の3場は左回りで、それ以外の7場は右回りになっています。

全10場のうち東京競馬場は新潟競馬場に次ぐ大きさを持つ競馬場です。

競馬場のコースには芝コース、ダートコース、障害コースの3種類があります。

大きなレースでよく使われるのが芝コースで、東京競馬場の直線コースは525.9mという長さを有します。

さらに直線の残り480mから残り260mにかけて高低差2mの坂があることが特徴です。

最後の直線コースで波乱が起こることもあります。

またダートコースではこれを上回る2.4mの高低差があり、障害コースでは連続障害が設けられているという特徴もあります。

3.東京競馬場内の施設について

競馬場はたくさんの人が収容できる大きなイベント会場でもあります。

場内にはさまざまな趣向を凝らした施設が点在しており、実際に馬券を買わなくてもこれらの施設を回るだけでも結構楽しめます。

まずスタンド内の施設では、大きな映像画面でレースが見られる映像ホール・ウェストホール、グッズ販売のターフィーショップ、飲食や買い物に利用できるファストフードコート・カフェエリア・コンビニから、リラクゼーションスペースまでそろっています。

スタンド周辺には子供さんが楽しめる遊園地・日吉ヶ丘公園、乗馬センターから、けや木並木を馬車に乗れるという体験までできます。

4.65歳以上の人が無料で利用できるシニア席は526席

実際に競馬を観戦できるスタンドにはメモリアルスタンド5、6階にあるi-Seat・S指定席、フジビュースタンド5、6階にあるA指定席・B指定席・C指定席などの有料の指定席があります。

これらの指定席は入場料200円+1000円~4000円の料金が必要です。

もちろんスタンドには無料の座席も多数用意されています。

さらに65歳以上の人が無料で利用できるシニア席は526席も用意されています。

そして車椅子のままで観戦できるという車椅子観戦スペースもあります。

スタンド内にはたくさんのイスが用意され、その前には無数のモニター画面があり実際のレースやオッズが見られるようになっています。

5.実際に馬券を買ってみよう

現在JRAで発売している馬券には1着を当てる単勝の他、複勝、枠連、馬連、馬単、ワイド、3連複、3連単、WIN5という種類があります。

これらの中には当たりやすいが配当が低い馬券から、逆に当たりにくいが配当が高い馬券までさまざまです。

馬券は100円から購入できるので、それぞれの馬券の特徴を理解しながら購入してみましょう。

実際に購入してレースを観戦するとまた違った興奮が味わえます。

レースは概ね午前10時頃に始まり、夕方の4時過ぎに至るまで、一日標準で12レースが行われます。

その中には初めての馬が出走するメイクデビューから条件戦を経て、グレードレースに至るまで、能力に応じた番組が組まれています。

東京競馬場で競馬を観戦してみよう

東京競馬場は実際にレースが行われている日とそうでない日があります。

本格的に東京競馬場でシニアの社会科見学を行うのはやはり競馬開催日がベストです。

JRAのホームぺージで東京競馬場で開催されているかどうか、またどのようなレースが行われているのかをよく調べてから行くようにしましょう。

実際に競走馬や色とりどりの勝負服を着る騎手や、パドック出の馬の気配、実際のレースのスタートからゴールまでの興奮などを味わうのは、レースが行われている日でなければできません。