定年後は自転車散歩(ポタリング)で健康に!始め方と注意点【趣味】

最終更新日:2017年8月11日

ポタリングとは、自転車散歩のこと。
英語で「ぶらつく」とか「のんびりする」という意味のputterにingを付けた和製英語です。

サイクリングというと、ロードレーサーのようなスポーツサイクルで走りまくる感じですが、ポタリングは全く違います。
乗る自転車は普通のママチャリで構いません。

走るペースや距離も気にする必要がなく、のんびりと散歩感覚で自転車を走らせます。
自転車でゆるく散歩してみませんか?

1.とりあえず、自転車で走ってみよう

ポタリングを始めるのは簡単です。
まずは近所を走るところから、始めてみましょう。

そんなところからで良いの?と思うかもしれませんが、全く構いません。
自転車もママチャリでOK。

近所なんて走ってもしょうがない?
いえいえ、案外見るところはあります。

近所の庭先を見て回るだけでも、季節の花々が見られたり、意外に楽しいですよ。
途中、路地や行ったことのない道があったら、行ってみるのも一興。

思いがけない発見に巡り合えるかもしれません。
慣れてきたら、少しずつ走る範囲を広げてみましょう。

ポタリングには、タイムを競うなどの目的が特にありません。
基本的にただ走るだけです。

しかし、それではすぐに飽きてしまいます。
ということで、何かテーマがあった方がより楽しく走れます。

おいしい食べ物屋さんを回ってみたり、キレイな景色を見に行ったり…何でも良いでしょう。
テーマは人それぞれ。走りながら、好きなテーマを探してみるのも良いでしょう。

2.自宅から離れた場所を自転車で走る

近所を走っているのも、そのうち飽きてきます。
そこで、自宅からもっと離れた場所を走ってみましょう。

目的地まで全て自転車で走っていく方法もありますが、それでは体力の消耗が激しくて大変です。
ですので、自転車を車や電車に乗せて移動します。

この場合、ママチャリは持ち運びにくいので、向いてません。
折り畳み自転車のような、軽量で小さくたためる自転車がオススメです。

自転車というのは値段の幅がやたら広くて、本当にピンからキリまであります。
詳細は次項に譲りますが、重量が軽いほど高価です。

車で運ぶ分には、重くても良いので安いもので構いませんが、電車で運ぶには軽い方が楽です。

3.電車で運ぶための折り畳み自転車選び

電車に持ち込んで運ぶことを「輪行」といいます。
輪行には工具なしでたためる、折り畳み自転車が向いています。

輪行をするには、持ち運びがしやすいようになるべく軽量な自転車の方が楽です。
しかし、前項でも少し触れましたが、軽量な自転車というのは高価です。

輪行する自転車の重さは、12kgぐらいが限界です。
このぐらいの重さの折り畳み自転車は、最低でも5万円はします。

ちなみに13kgを越えると、そこから先は苦行になります。
たった1kgの差ですが、だいぶ違います。

高価なので当たり前なのですが、走り方がママチャリとはまるで別物です。
走っていて楽しいです。

とはいえ、決して安い買い物ではありませんので、良く検討してください。
自転車店や自転車の見本市などで試乗して決めるのも、オススメです。

3.自転車は実店舗で買おう

どんな自転車を買うにしても、通販での購入はオススメしません。
通販は確かに安いです。

しかし、アフターサービスが全くありません。
自転車は買ったら、そのままずっと使えるものではありません。

乗っていれば部品は消耗しますので、それを交換するなどの手入れが必要となります。
ですから、自分でメンテナンスを全部できる人以外は、基本的に実店舗のある自転車店での購入をオススメします。

特に折り畳み自転車のような特殊な自転車の場合、折り畳み構造の調整はかなり微妙な箇所もあり、慣れない人がいじると危険です。
部品の消耗具合も、素人には判断がつかないこともあります。

このような問題を考慮して、自転車店以外では販売しない方針を取っているメーカーもあります。
自転車店で購入すれば、装備品の購入相談など、自転車に関することなら何でも聞けるので、初心者には安心です。

4.自転車で快適に走るための注意点

自転車で快適に走るために、以下のような点に注意しましょう。
まず、当日の天候チェック。

せっかくポタリングに出かけても、雨に降られては楽しさも半減してしまいます。
気温もチェックし、夏場なら暑い時間帯は避けたり、日焼け止めを用意したりします。

天候に合わせて、服装を決めます。
服装は特に専用のウェアを用意する必要はなく、動きやすいものであれば、何でも構いません。

次に水分。
暑い時期はもちろんのこと、寒い時期でも案外水分は失われます。時期に関係なく持参しましょう。

体調管理も大切です。
ポタリングと言えども、身体を動かすことには変わりありません。

不調なら無理せず中止しましょう。
もっと深刻な状態になっては大変です。

ポタリング中もこまめに休憩を取りましょう。
一般に休憩の間隔は、40分に1回とされています。

無理なく走り、楽しくポタリングしましょう。

まずは少しだけ、自転車で走ってみよう

とりあえず、興味が湧いたら近所でも良いので、走ってみてください。
ポタリングは速く走る必要もなく、自分のペースで走れますので、手軽に楽しめます。

物足りなくなって、もっと走りたいと思ったら、折り畳み自転車やクロスバイクなどを買ってみるのも良いでしょう。
手軽に遠方で走るなら、レンタサイクルもオススメです。

これなら現地まで自転車を持っていく必要もなく、手軽に乗れます。