旅や参拝の折りに御朱印を集めるのもシニアの楽しみ!始め方と注意点【趣味・出会い】

最終更新日:2017年8月22日

最近、神社やお寺の御朱印を集めるのがブームと言います。
元々は、参拝の記念に頂いたものですが、それが個性的で美しいと話題になったようです。

旅や参拝の折りに、多種多様な御朱印を集めてみましょう。

1.そもそも御朱印とは何か

神社やお寺の神職の方や僧侶の方が押して下さる印のことです。
印を押した後に、寺院やの名前や参拝の日時を書いて下さいます。

起源はいろいろありますが、お寺に写経を納めた際の受付印であったという説が有力です。
ですから、現在でも写経をしないと御朱印を頂けない寺院もあります。

しかし、最近では少額の金銭を納めることで御朱印を頂けるところがほとんどです。
つまり、最近の御朱印は寺社に参拝をしたという記念に頂くというものに変わって来ているのです。

2.旅と御朱印集めをセットにしましょう

御朱印だけを集めるために寺社を訪ねるよりも、旅の中に御朱印集めを組み込むようにしましょう。
旅の際に、寺社を訪れ参拝をして御朱印を頂くという形はとても楽しいことです。

寺社を訪れる際には、その歴史やどのような神様が祀られているのかということを調べていくと良いでしょう。
そして、ゆっくり境内を歩き、心を込めて参拝をします。

間違っても参拝をせずに、御朱印だけを貰って帰るなどということしてはいけません。
御朱印集めはスタンプラリーではありません。

参拝をした印として頂くと言うことを忘れないようにしましょう。
あくまでも、寺社に対する尊敬の念を忘れてはいけません。

3.まず始めに、御朱印帳を手に入れましょう

御朱印を押して頂くものが御朱印帳です。
今までは、寺社で購入していたのですが、最近では文具店でも販売しています。

和紙を使ったもので、見開きタイプのものが多くなります。
何カ所かの御朱印を頂けるようになっており、それを持って旅をするのもひとつの楽しみです。

ひとつの旅にひとつの御朱印帳を持って出掛け、一冊に旅の思い出を込めるのも良いでしょう。
また、同じ地域の寺院の御朱印を集めてみるのも良いかもしれません。

最近では、各寺社で その寺社を表すようなものを作っているところもありますから、それを購入するのもひとつの方法です。
また、御朱印帳を持っていないからと言って、メモ帳やノートに頂くのは絶対にしてはいけません。

中には、御朱印帳を持っていない場合は頂けないと言うこともあります。

4.御朱印は頂くものです

御朱印は押して貰うのではなく、頂くという気持ちを持ちましょう。
寺社の方が御朱印を押して、いろいろ書いて下さっている時に、飲物や食べ物を口にしたり、おしゃべりをしたり、スマホを操作したりすることは大変失礼に当たります。

寺社の方々は心を込めて書いて下さっていますので、受ける側も感謝の心を持って接します。
少し頭を下げる位にして、そっと佇むのが理想的です。

スマホで撮影などはもっての他です。

5.小銭を用意しましょう

御朱印を頂く際には、少額のお礼が必要になります。
おおむね300円~500円というところが多くなります。

この金額のところで1万円札や5000円札を出すのは心遣いがなさ過ぎます。
旅に出る際に、御朱印集めをするのなら、お礼用の小銭を別に用意するくらいの準備をしましょう。

中には、数千円のところもありますが、そうしたケースは少ないです。

6.お願いする時間帯にも気を付けましょう

御朱印をお願いする時間帯は、閉門直前は避けるようにしましょう。
夕方には門を閉めてしまう寺社がほとんどですから、できれば早めの時間に参拝をすることをオススメします。

もし心配な時は閉門時間を事前に調べるようにしましょう。
また、門を閉めない寺社もあり参拝をいつでもできるようにしているところもあります。

しかし、御朱印を頂く場所は閉めてしまいますから、そこを叩いてお願いするような無茶はしないようにしましょう。
また、小さな寺社では昼食時間も避けるようにすべきです。

御朱印集めは参拝と一緒になったものです。
小さな心遣いは決して忘れてはいけません。

7.御朱印を授与しない寺社もあります

どこの寺社でも頂けるとは限りません。
寺院の場合は宗派によっては授与していないところもあります。

また、神社でも授与しないところもあります。
そのようなところでは無理に頂きたいと申し出ないようにしましょう。

更に、祭礼の日など特別な日のみ頂ける寺社もあります。
事前に調べることをオススメします。

8.御朱印は手書きのものです

この寺社ではこのような御朱印が頂けると雑誌などに載っていることがあります。
しかし、御朱印は手書きですから、全く同じというものはありません。

むしろ、その時々の違いを楽しむくらいの心の余裕を持ちましょう。
また、寺社によっては、その日や相手によって書いて下さる内容が変わります。

むしろ自分だけの御朱印が頂けるのですから喜ばしいことです。

ルールを守って御朱印集めを始めよう

初めての御朱印集めはいろいろ制約があって、慣れないと大変かもしれません。
しかし、そんな決まりの中で、多くの寺社の御朱印を集めるのも楽しいことでしょう。

季節によって変わる御朱印もあると聞きます。
旅の途中に、ちょっと心を落ち着けるために寺社へ参拝し御朱印を頂きましょう。