手品はシニアのコミュニケーションツール!始め方と注意点

最終更新日:2017年9月6日

手品(マジック)は昔から老若男女問わずたくさんの人々に愛されてきました。

現在でもTV番組で度々特集が組まれ、時代が変わるごとに手品の内容も派手であったり超能力と思えないようなものなど進化を遂げてきました。

そのような手品ですが一般の方々でもその手品のタネ(トリック)を学ぶことで、簡単なものであれば今すぐにでもできるようなものもたくさんあります。

それでは、手品の魅力や実際に始めるためにどのようなことを心掛ければよいのか、いくつか要点を絞ってご紹介します。

1.手品の魅力

手品は種類によりますが技術もさほど必要でなく、会話が下手でも相手を短時間のうちに楽しませることができるのが大きな魅力です。
その魅力の秘訣はタネにあります。

タネが分からない手品はまるで魔法のように相手に感じてもらえます。
手品は大きな道具や大掛かりなセットで行われることもありますが、”テーブルマジック”と言われるような比較的場所問わずどこででも行われるような手品もあります。

このテーブルマジックの代表的なものは”トランプ手品”です。
トランプであればいつでも鞄に入れておけますし、ほとんどのご家庭に一組はあるものなので、いつでも練習できて実践する機会も多くあります。

2.シニアや初心者にオススメの手品

まず手品初心者の方にはトランプ手品をオススメします。

理由は前述した様にトランプは用意しやすいことの他に、書籍やインターネットでたくさんの手品のタネが紹介されていることに加え、初心者でもタネさえ分かれば技術が必要でないものが多いからです。

道具が用意しやすく手品を行う場所も問わず、タネが公開されているものに”コイン手品”もありますが、これは非常に高い技術を必要とするものが多いため、従って相当の練習が必要になってきます。

3.手品の始め方

道具と手品のタネを用意しましょう。
最初に始めるためのトランプはご家庭に既にあるものや、なければ100円均一のもので構いません。

手品のタネはインターネットを使って「トランプ 手品 タネ」などで検索するとたくさん出てくると思います。
一方、書籍に載っている手品のタネは、インターネットと違って人に知られていないものも多く、図などを用いて丁寧に解説されています。

やりたい手品とそのために必要な道具を用意し、早速練習を始めましょう。
次に、何も見ずにできるくらいまで練習したら、鏡や動画を撮影するなどして自分で自分の手品の様子をチェックしましょう。

自分の目線と人の目線から見た場合、手品の場合は大きく印象が変わります。
タネがバレバレだった場合はもう一度トランプやテーブルの高さなどを調節してやり直しましょう。

4.手品をやるときの注意点

初めて人前に見せるときは緊張すると思います。
そのため準備運動のための軽い手品(至極簡単で、ある程度失敗しても大丈夫なもの)を最初にやりましょう。

徐々に場に慣れてきたら難しいのを挑戦していき、場が盛り上がったら最後に最も自身の得意とする手品で締めるのもよいでしょう。
注意する点の一つ目は、”リクエストされたからと言って何回も同じ手品をやらない”ことです。

何度も繰り返すとあっという間に手品のタネは見破られます。
事前にタネを仕込まないとできない手品もありますので、基本的には「また今度ね」といってリクエストは避けましょう。

もしくはリクエストを前提にしておいて、リクエスト後に更に手品を発展させるという手法もあります。
二つ目の注意はトランプ手品ではかなり起こるトラブルで、「カードを混ぜ(シャッフル)させて」と相手に言われるときにどう対処するかです。

「それはダメだ」と言うのもばつが悪いので、相手にシャッフルされても構わないような手品を用意するなどして対処しましょう。
他にも様々な状況やトラブルはあると思いますが、手品は楽しいものです。

失敗したら笑って済ませるくらいの感覚で楽しく披露しましょう。

5.本格的に始めよう

手品の魅力を知って本格的な手品を始めたくなったら、マジック専門店やインターネットなどで道具を揃えましょう。
驚くほど多くの種類のトランプや、トランプを置く滑り止めの効いたシート、コイン、財布ケースなど実に様々な手品のためのグッズが存在します。

例えばトランプであれば上下半分の柄が違うカードや端が欠けているもの、コインは磁石がついていて一見1枚に見えますが実際は4枚重なっているコインなどもあります。
これらのグッズを使えば、ほとんどトリックが見破られないような普通の人があっと驚く手品が簡単にできるようになります。

その分一般的に売られているものと比べて高価です。
しかし他の趣味に比べて驚くほど費用がかかるわけではありません、それらのグッズを一つ買っただけでも手品の幅は大きく広がります。

技術面も練習しましょう。
手品を本格的にやろうと思うほど覚えることがたくさんあります。

トランプで言えばシャッフルの仕方から配り方まで実にたくさん存在します。
なかにはシャッフルしてるように見せて全くしていないという技も存在します。

習得には手先の器用さが重要なので、自信のない方はその分手品グッズでカバーしましょう。

コミュニケーションツールとして、手品を学んでみよう

手品の魅力はなんといっても初心者でもプロと同じような手品がすぐにできること、そして何より手品が成功して相手に驚いてもらえたり喜んでもらえたときの何とも言えない喜びにあります。
手品を披露している瞬間は、多くの人から真剣な眼差しを受け、まるでスターにでもなったかの気分です。

場を一つにすることができる手品は最高のコミュニケーションツールの一つともいえるでしょう。