ビリヤードは年齢や性別、職業に関係なく遊ぶことができる競技。その始め方と注意点

最終更新日:2017年11月19日

皆さんはビリヤードという球技をご存知でしょうか。

ゲームセンターや複合施設などでも見かけるビリヤードは、年齢や性別、職業に関係なく遊ぶことができる競技です。

そんなビリヤードの魅力やルール、どのように始めれば良いのかをまとめましたのでご覧ください。

1.ビリヤードとは

ビリヤードはキューと呼ばれる棒で球を撞き、別の球に衝突させて動かしていく室内スポーツです。

球を撞くスポーツなので、日本語では「撞球(どうきゅう)」とも呼ばれます。

ビリヤードが他の球技と異なる点として、プレイヤーの体力や年齢、性別などで結果が左右されることがない点が挙げられます。

そのため幅広い年齢層のプレイヤーが趣味としてビリヤードを楽しんでいます。

ほとんどのルールは2人でプレイすることになります。

その際、一方のプレイヤーがミスショット、すなわち得点にならないショットやファウルをすることで交代となります。

逆に言えばミスショットさえしなければずっと一方のプレイヤーが主導権を握ることになります。

ミスショットをしないことが重要なことから、時には高い技術や集中力などが要求される場面に直面することもあります。

このように技術や集中力、精神力を用いることから、メンタルスポーツのひとつに数えられています。

2.ビリヤードの魅力

ビリヤードにおいてプレイヤーが行うのは、白色の手球をキューで撞くという動作のみです。

それ以外のアクションは行わず、球の軌道を読む集中力や洞察力、球を思い通りにコントロールするための技術などを使います。

手球をまっすぐに打つことだけでも、初心者にとっては練習が必要となります。

練習を積み上げていくことで、狙った方向へ手球を動かすことができるようになります。

ビリヤードは手球を的球と呼ばれる球に当て、的球をポケットに落とすことが目的です。

手球を思い通りにコントロールして的球をポケットに落としたときは、大きな達成感を抱くことができます。

このように、自分のテクニックの向上がすぐに分かる点は、ビリヤード最大の魅力といえます。

2人での対戦となると、手球の配置次第で相手プレイヤーの行動を抑制することも可能となるので、頭脳戦の要素が強くなります。

他の球技と違い、このような駆け引きを行えるのはビリヤードの醍醐味です。

3.ゲームの種類

ビリヤードにはいくつかのゲームが存在し、それぞれのゲームによって使う球が違います。

しかし基本的には手球をキューで撞くのが一連の動きですので、手球の撞き方を把握すればどのゲームにも適用できます。

種類が多いゲームの中でも、特に知名度のあるゲームがナインボールです。

ナインボールとは1番ボールから9番ボールを順番にポケットに落としていく、ポケットビリヤードのひとつです。

最終的に9番を落としたプレイヤーが勝利となります。

2人のプレイヤーは交互に打つわけではなく、ミスショットやファウルをすると交代となります。

ファウルと一口に言ってもその内訳は様々です。

例えば手球がポケットした場合や、衣服や体がボールに接触した場合、キューが手球以外の球と接触した場合などがあります。

ルールがシンプルであり奥も深いナインボールは、初心者から上級者まで誰でも楽しむことができます。

この他にも手球が2個のボールに当たることで得点となるキャロムビリヤードや、ワンショットですべてのボールをポケットに落とすアーティスティックビリヤードなど様々なルールがあります。

4.始め方

ビリヤードができるお店は2種類あります。

ゲームセンターとビリヤード場です。

ビリヤードを始めてみたいと思う方は、少し緊張するかもしれませんがビリヤード場へ行くのが良いでしょう。

ビリヤードは独学で上達するのが難しく、変なフォームや癖などは自分自身では気づきにくく直すことも難しいのです。

一方ビリヤード場には店員さんを含めて多くのプレイヤーがいますし、ほとんどの方が上手です。

つまり、知識のある方にすぐに質問することができる場で練習することで、確実にスキルアップすることができるのです。

友達と行くのも良いですし、もちろん一人で行っても店員さんが丁寧に教えてくれるので安心です。

道具はお店がすべて貸してくれるので持参する必要はありません。

ある程度上達し、自分なりのキューが欲しくなったらお店で買ってみましょう。

種類も値段もそれぞれ違うので、店員さんと相談して自分に合ったものを探してみましょう。

5.マナーを守りましょう

ビリヤードには多くのマナーがあり、ビリヤードプレイヤーの皆さんはそのマナーを守った上で楽しんでいます。

マナーを守らなければ、周りのプレイヤーやお客さんに迷惑をかけることになってしまうからです。

例えば、ビリヤードのテーブルの上に飲食物は置いてはいけません。

高い集中力を必要とするビリヤードでは、万が一テーブルの上にボール以外のものや汚れがあった時に正確なショットができなくなってしまいます。

フェアプレイではなくなってしまいます。

同じくテーブルが汚れるという理由で、くわえタバコも禁止です。

そして、相手のショット時は相手のプレイを見なかったり、テーブルの上に腰をかけたりしないようにしましょう。

相手のプレイを見ないことや気を散らす行為は、相手に対して失礼な行為となりますので気を付けましょう。

相手や周りの人々に敬意を払い、マナーを守り、楽しくプレイすることが大切です。

周囲に溶け込みながらビリヤードを始めてみよう

初心者の方がお店に行くと、店員さんも周りのお客さんもとても丁寧に教えてくれます。

難しそうという印象が強いビリヤードですが、ボールの動きを見れば自分の上達がすぐに分かる所がビリヤードの面白い点です。

日々練習を重ね、狙った通りのショットが決まった時の達成感は大きいです。

皆さんも新しい趣味としてビリヤードを始めてみてはいかがでしょうか。