ラブラドールレトリバー従順性があり人懐こくてシニア向け!長所と欠点、価格は?

最終更新日:2017年9月17日

盲導犬になるほど頭の良いラブラドールレトリバーは日本でも人気の高い犬種です。

ここではラブラドールレトリバーの長所と欠点について紹介します。
シニアでこれから飼うことを考えている人はぜひ参考にしてみてください。

1.人間大好き

ラブラドールレトリバーは人間が大好き、どんな人でも大好きなので、もし外飼いをしていると泥棒でもしっぽを振ってしまう可能性が十分あります。

そして散歩をすればすれ違う人、すれ違う人にしっぽを振ります。
それが縁で色々な人や犬と知り合いに慣れて、散歩の帰りにはお土産をもらえてしまうこともしばしばです。

2.元気いっぱい

ラブラドールレトリバーのいい所はとにかく元気いっぱいな所です。

大きな子は体重が35kgほどになるため、しっかりとしつけができていればいいのですが、力の弱い高齢者や子供がいきなり散歩をするのはケガの原因になるためオススメできません。

散歩が大好きで好きな人に合うと一目散にしっぽを振って近寄っていくため、時には車が見えていないこともあり注意が必要です。

そして広い場所でボールやフリスビーを投げれば一生懸命に取りに行き、川や海へ行けば一目散に水に入っていきます。

ただし中には水が嫌いな子もいて、シャンプーをする時はその元気よさから暴れてしまうため、飼い主も濡れることを覚悟しておきましょう。

3.犬が嫌いな人がわかる?

人懐っこい犬でもやはり犬が嫌い人もいます。
ラブラドールレトリバーは犬が嫌いな人だとわかると自分から近寄ることはありません。

これが賢いと言われる理由の一つかもしれません。

4.大きな音が嫌い

ラブラドールレトリバーは大きな音が嫌いな子が多いです。
特に雷や夏場の花火、学校の近くに住んでいる人は楽器や笛の音などどんな大きな音が嫌なのか、しっかりと把握しなければなりません。

特に外飼いの犬は飼い主がいない時に大きな音がするとビックリして脱走してしまうこともあるため注意しましょう。
ちなみに全く音に動じない子もいて個体差があります。

5.ご飯をたくさん食べる

体重が35kgになる子がいたら当然ご飯もたくさん食べます。
若い頃にはあげたらあげただけ食べてしまうこともあるため、飼い主がコントロールしてあげないと肥満の原因となります。

一頭飼育でもドライフードだと月に8~10kgは食べます。
食費だけで1万円近くは必要になると思っておきましょう。

6.散歩はたくさん必要

ご飯をしっかりと食べる分、適切な運動がストレス解消のためにも必要です。
1歳を過ぎた頃からは一日2回~3回に分けてトータルで1時間ほどの散歩が必要です。

一般的に老犬となる7歳を過ぎた頃からは体調に合わせて散歩時間を決めましょう。
体調の悪い時に無理をさせてはいけません。

7.なりやすい病気がある

ラブラドールやゴールデンなどレトリバーの犬種は遺伝が原因の“股関節形成不全”という病気になりやすいです。
主な症状として散歩の時に歩くのが辛そうだったり、腰を振るように歩いていたり、いわゆるお座りの形が崩れているとその可能性があります。

発症するのは1歳前後と若い時ですが、老犬になってから発症して太り過ぎだと歩くのも困難になってしまうため体重のコントロールは重要です。

他の病気の可能性もゼロではないため、少しでもおかしいと思ったら獣医さんに相談しましょう。
また垂れ耳なので湿気の多い時期は雑菌が原因で外耳炎などの病気を発症することもあります。

定期的に掃除が必要ですが、自分でできない場合には病院やペットショップでお願いしましょう。

8.とても暑がり

大型犬なので体は強いと思われがちですが、やはり暑さには弱いです。
夏場に外飼いするならよしずなどで日陰を作ってあげましょう。

それでも湿気の多い日本の夏では熱中症のリスクも高くなるため、できればこの時期だけでもエアコンの効いた部屋に入れてあげることをオススメします。

9.ラブラドールレトリバーの値段は?

ラブラドールレトリバーはブリーダーさんから購入するか、ペットショップで購入する方法があります。
色は最も個体数の多いイエロー、ブラック、そして最も少ないチョコレート色が一番高いです。

子犬&ワクチンの注射済だと20~30万円ほどすることもありますが、成長してくると10万円以下になることもあります。
さらに首輪、リード、ブラシ、ゲージなどの飼育グッズも必要です。

そして上でも説明したように食費や狂犬病、ワクチンの予防接種代、またフィラリア予防のための飲み薬も大型犬用は小型犬用よりも高くなります。

中高年が犬を飼うならラブラドールレトリバーがオススメ

人がそれぞれ性格が違うように同じ犬種でも性格も違います。
それでもラブラドールレトリバーは盲導犬、セラピー犬、災害救助犬として起用されるだけあり、攻撃的な性格もなく従順性があります。

大人から子供まで愛される犬で初めて飼う人にもオススメです。