シニアが愛犬のストレス、運動不足を解消して穏やかで静かにしてもらう方法

最終更新日:2017年9月7日

愛犬が落ち着かない・吠えてばかりいるとシニアの飼い主さんのストレスにもなりますし、犬の体調も心配になりますよね。

飼い主・愛犬ともども穏やかに暮らせるのが一番のはずです。
そこで今回は愛犬に穏やかで静かにしてもらう方法をご紹介していきます。

犬という生き物は本来野生では広い縄張り内で自由に生活をしています。
そのため、人間と暮らしていると運動不足になっている可能性が高いです。

犬に必要な運動量は犬の大きさによって異なってきますが、大型犬だと朝夕で2時間ずつの散歩が必要になることもあります。

犬も人間と同じで、適切な量の食事と運動をすることでストレスが解消されます。
散歩量が少なくてストレスが溜まってしまったり、飼い主と遊ぶ時間が少なくてストレスが溜まっていると、無駄吠えをしたり遊んでほしくて悪戯をしてしまう子もいます。

ですから、愛犬が静かにしてくれない…と感じた場合は愛犬に十分な運動ができているか、ストレスを与えている環境になっていないか精査してみましょう。

愛犬のストレスの原因を特定して改善してあげれば穏やかな生活を送ることができるでしょう。

2.しつけをする

犬は本来縦社会の中で生活をしている生き物です。
そのため、飼い主に逆らって吠え付いたり、怒っても吠えるのを辞めないというのは、飼い主を自分より下に見ているという可能性が高いです。

犬が飼い主より自分が格上だと思っていると飼い主の言うことは聞きません。
そのため、飼い主が止めても吠え付いたり、命令を無視したりしてしまいます。

そういう場合は、犬にしつけをして「飼い主の方が序列が上」だと理解させる必要があります。
そこで重要になってくるのは「しつけ」です。

お座りや待てなど基本的なことから、散歩中に飼い主の左側を歩かせ、先に歩かせないなど細かい部分まで犬をリードすることで飼い主が「格上」であることを理解させます。

そして、何よりも大事なのが、犬がしつけをちゃんと守れたら大げさなくらいほめてあげることです。
「飼い主にほめられて頭を撫でられることが喜び」と愛犬が感じることができれば、飼い主の言うことを聞いてくれるようになるでしょう。

しつけをすることで愛犬との信頼関係を得て、さらには静かで穏やかな生活も手に入れられます。

3.恐怖の対象を取り除く

犬が吠えるのは「恐怖」を感じていることがあります。
例えば、少しでも飼い主が姿を消すと寂しさで鳴いてしまったり、車の音などで恐怖を感じて鳴くなども考えられます。

ですが、それでは飼い主も犬も穏やかには生活できませんよね。
そこで、解決方法としては犬が恐怖に感じているものに慣れてもらうことが一番です。

例えば、飼い主が犬の傍を離れる際の孤独に犬を慣れさせるためには、犬の気を紛らわすものを用意したり、寂しくて犬が鳴いていてもあえて近づかず慣れさせる訓練をする。

犬が飼い主と少しの間離れても「必ず帰ってきてくれる」「日中はいないのが当たり前」と考えられるようになれば、寂しくて吠え続けることはなくなります。

その代わり、静かにできた時にしっかりとほめてあげましょう。

また、車の音や他の犬などが外を通ると怖がって鳴く場合は、防音措置や犬が外を見られないようにカーテンやゲージなどを工夫することによって、改善が見込めます。

4.ドッグトレーナーに相談

犬を飼うのが初めての場合や大型犬でしつけが一人ではなかなか難しい場合などは、プロのドッグトレーナーにしつけを任せるというのも方法の一つです。

プロにしつけてもらうことによって散歩の大変さの軽減が見込めると、シニアの飼い主にとってもストレスは少なくなりますし、犬も飼い主に怒られるストレスが減るのでお互いにとってもいいですよね。

さらに、犬のしつけに関して初めての方はやっぱりわからないことも多いかと思いますのでプロに相談するというのはいい判断ではないかと思います。

犬の犬種によってもしつけの仕方に工夫があったり、個体差によっても違ってくるのでプロの目というのは一度見ておいた方がいいでしょう。

10年15年と一緒に暮らしていくことになると思いますので、初めて犬を飼う・初めてのしつけで犬が静かにしてくれないという場合は相談をしてみましょう。

5.愛犬が穏やかにできる環境を整える

犬というのは繊細な生き物です。
彼らが落ち着きがなかったり静かに出てきていないということは何らかの原因があるでしょう。

そこで、愛犬をしかりつける前に一度飼い主さんに考えてほしいのは「今の環境が愛犬にとって最良のものであるかどうか」ということです。

十分に散歩はできているかどうか・愛犬のトイレはキレイに保てているか・愛犬と十分に遊べているか・愛犬に寂しい思いをさせていないか…など。

愛犬のストレスになっているものがないか、一度立ち止まって考えてみて下さい。

犬は飼い主と一緒にいることが何よりの幸せだと思っています。
愛犬が穏やかに暮らせる環境づくりを飼い主がしてあげましょう。

愛犬の目線に立って対策を考えよう

以上、5点をご紹介しました。

「愛犬と穏やかで静かにしてもらう方法」いかがでしたか?
何よりも大事なのは愛犬を知り、愛犬目線によって考えてあげることです。

原因を見つけだせば飼い主と愛犬ともども幸せに暮らすことができるでしょう。