老化防止に効く!「オセロ」の魅力や楽しみ方

最終更新日:2017年8月17日

知らない人はいない、一度は遊んだ経験がある親しみある「オセロ」。
そのオセロには今やたくさんの遊び方があり、オセロの種類も増え、携帯でも楽しめるようになりました。

発案から誕生までにはさまざまなストーリーが。

今回はその「オセロ」の魅力や楽しみ方、オセロに関する注意点などをご紹介します。

1.オセロの起源は日本

オセロは今から44年前の1973年、日本で長谷川五郎氏の発案で誕生しました。
長谷川氏は茨城県水戸市の出身で、父は英文学研究者として茨城大学で教授をしていた長谷川四郎氏。

長谷川氏がオセロを発案したきっかけは、学生時代に休み時間に楽しめるゲームがほしいとの思いからでした。
オセロの石の公式規格は34.5ミリメートル。

この大きさはオセロの原型で用いられた石が牛乳瓶の紙蓋を用いてつくられたものだったからでした。
その牛乳瓶の紙蓋でつくった試作品を玩具メーカーに長谷川氏が持ち込んだのが、オセロ誕生の原点。

「オセロ」という名前をつけたのも長谷川氏。
父である英文学者の長谷川四郎氏に相談したところ、シェイクスピアのオセロを取り上げたそう。

シェイクスピア「オセロ」の黒人軍人のオセロと妻である白人女性のデズデモーナを中心に敵味方が頻繁に寝返り、緑の平原で戦う様子がゲームのデザインに表現されています。
発売されたとたん、今までにない大ヒット。

今も昔と変わらず愛されている魅力ある「オセロ」はとても深いストーリーがあるゲームです。

2.オセロのルール・始め方

オセロは相手の石を自分の石で挟める場所に置いていき、自分の石で挟めた相手の石を返して、自分の石にしていき最後に残った石が多い方が勝ちとなるとてもシンプルなルールです。
ただ、ゲーム中のルールもあるのでルールに沿ってゲームを進めていく必要があります。

オセロには皆さんもご存じのだと思いますが、白と黒の石を使いゲームを進めていきます。
まず、白黒2個づつを中心から自分からみて黒が左手前になるように白黒を交互に配置させます。

理論上は白と黒が逆の位置に配置されてもゲームを進行していく上で問題はありませんが、日本オセロ連盟での正式なルールではそう定められています。
黒が先手でゲームスタート。

相手の石を挟めるマスに自分の石を打ち、相手の石を返します。
挟むマスは縦でも横でも斜めでも可能。

打てる場所がなくなるとパスができて、相手の番になります。
パスに回数の限度はなく何度でもパスできます。

打てる場所があれば必ず打たなければならず、故意にマスに触れた場合はそのマスに打たなければいけないので注意が必要です。
ゲームを進め、打てる場所がお互いになくなったらゲームは終了。

ゲーム終了時に空きマスがあれば、折半します。
石が多い方が勝ちとなります。

3.オセロには段位と級位、大会がある

・オセロの段位と級位
一般社団法人 日本オセロ連盟公認の段位と級位があります。
段位は十段から初段、級位は1級から7級までありますが、大会ごとに参加者のレベルに応じて認定する段位に上限があり、理事やブロック長により定められます。

段位・級位取得を目指しながら、オセロを楽しむのもまたモチベーションが上がり、やる気もででさらに深くオセロを追求できますね。
段位級位取得については一定の規定があり注意が必要です。

詳しくホームページで見ることができます。

・オセロの大会
また日本オセロ連盟では全日本選手権などの一部を除いて、大会には会員・非会員関係なく参加することもできます。

大会出場を目指し毎日練習を積み重ねるのもいいですね。

4.オセロは種類も今や豊富で、携帯のアプリでも楽しめる

オセロには携帯用のミニオセロもあり、持ち運びができるものもあります。
またちょっと移動中や、待ち時間など何もすることがない時などは携帯電話のアプリでオセロもできます。

今は、オセロにも種類があって、複数人で対戦できるオセロも発売されています。
1対1で対戦するオセロとはまた違った面白さがあり、イベントカードも駆使して対戦します。

デザインもシンプルなものから、かわいらしく小さなお子さんも楽しめるキャラクターデザインのものまで幅広く発売されています。
オセロは現在メガハウスというメーカーから発売されていますが、生産・販売が終了していたりする場合があります。

現在取り扱われているオセロはメガハウスのホームページで確認することができます。

まとめ

オセロには、発案・発売されるまでの歴史があり、いまだに愛されている理由がわかります。
シンプルなのにそのゲーム性には魅力があります。

その遊び方も原型を残しながら、さらにデザインなども多様化し、大会まで開かれ段位級位が取得できるオセロ。
今日も私たちを楽しませてくれています。

自分はもちろんのこと、家族全員も楽しめ、さらにその子から子へ、受け継がれていく「オセロ」には今後も目が離せません。