みなさんは子供のころに塗り絵をしましたか?
塗り絵は子供の遊びの1つ、と思っていませんか?最近では大人用の塗り絵がブームになっています。
書店に行くと、大人の塗り絵コーナーを設置しているところもあります。
癒し効果もある塗り絵の魅力と、始め方をご紹介します。
1.まずはお気に入りの塗り絵を探しましょう
まずは書店で大人の塗り絵を手に入れましょう。
自由帳に絵がかいてあるような子供向けの塗り絵は文房具店に売っていますが、大人の塗り絵は書店の美術書コーナーなどにあります。
また、百円ショップでも手に入れることができます。
いろいろな出版社が、風景、模様、キャラクター、動物、かわいい女の子、お姫さま、花など様々なモチーフの塗り絵を出しています。
価格は1000円~2000円の間のものが多いです。
色を付ける道具を持っていない人のために、パステルや色鉛筆がセットになったものも販売されています。
初心者の方は色のついたサンプルがついているものを選ぶと参考になります。
できれば、最初のうちはあまり細かすぎる線画のものは避けましょう。
細かくて大きい塗り絵は完成までに時間がかかるので、途中であきてしまう可能性があります。
線が極細の塗り絵は塗るのが大変なので、少し線が太いものを選べば少しはみ出してもキレイに仕上がります。
自分が楽しく塗れる塗り絵を選ぶことも、続けるコツです。
2.塗り絵のオススメは色鉛筆
色をつける道具もいろいろなものがあります。
オススメは色鉛筆です。
色鉛筆は子供が使うようなものでも十分キレイに塗ることができます。
100円ショップのものは芯が硬くて使いにくいので避けてください。
色鉛筆には油性と水性のものがあり、水性の色鉛筆は水をつけた筆で濡らすととけて水彩絵の具のようになります。
小学生が学校で使うような色鉛筆は油性なので、水にはとけないので注意してください。
油性の色鉛筆には、オイルパステルやクレヨンのような質感のものもあります。
何十色もあるセットは価格も高く、好みに合わない色や、使わない色も出てきてもったいないです。
まずは基本の12~24色セットを買って、後から好みの色や塗り絵に合わせた色をバラで買うと良いでしょう。
3.その他のオススメの着彩方法
他の塗り絵の道具としては、水彩絵の具、マーカー、パステルなどがあります。
水彩絵の具は、絵の具(12~24色のセット)、絵筆(大中小)を購入すれば、パレットはお皿で代用でき、バケツや雑巾も家にあるもので賄えます。
水彩絵の具塗る際は、塗り絵は少し厚手の紙に印刷されているのもを選んでください。
薄い紙だと水を含んでぼこぼこになってしまいます。
水彩絵の具はホルベインやクサカベから出ているセットがオススメです。
色もキレイで、価格もお手軽で、プロの人も使っているメーカーです。
マーカーも発色がキレイでオススメです。
コピックというアルコールマーカーが有名です。
普通のマジックのようにキャップを外せばすぐ使える手軽さが魅力です。
ただ、コピックは1本200円~400円するので、なかなか色数をそろえるのが大変かもしれません。
パステルは顔料という色の粉を固めたもので、やわらかく優しい風合いに仕上がります。
細かいところを塗るのには少しコツがいります。
なのでオススメは、細かいところも塗ることができて、1本100円程度からそろえることができて、水を塗れば水彩絵の具にもなる水彩色鉛筆です。
4.塗り絵の塗り方
塗り方の決まりはまったくありません。
マンダラ塗り絵のような模様の塗り絵は、特に自分の好きなところに、好きな色を塗ってください。
色鉛筆で塗るときは、筆圧の強弱をつけると1本の色鉛筆だけでも色の濃淡がつけられます。
弱い筆圧で塗ったところに、また別の色をやわらかく重ねると色味が複雑になり、キレイな色になります。
色を濃く塗るところ、薄く塗るところ、筆圧を強くして塗るところ、弱くして塗るところを画面の中に作ると、メリハリがついて素敵な塗り絵に仕上がります。
まったく初心者でわからない。
とういう方は、線画だけではなく、塗り方のマニュアルが載っている塗り絵本もあります。
そして、まずは完成品のサンプルをお手本に色を塗ってみてください。
お手本と同じように塗るだけでも、ぐっと技術があがります。
4.大人の塗り絵の効果とは?
塗り絵は色を塗るという単純作業のようですが、お手本を見て、どういう色を使って、どんな手順で進めてるのか、というように実際は頭を使って進めていきます。
このことが脳の活性化につながります。
ひたすらもくもくと色を塗る作業に集中すると、だんだん心がリラックスしてきて、自律神経を整える効果も期待できます。
塗り続けると、集中して頭も空っぽになってくるので、瞑想のような状態になり、セラピー効果も期待できます。
塗り絵はいつ、どんなタイミングでやっても大丈夫ですが、イライラしたとき、リラックスしたいとき、眠る前、癒されたいときにもオススメです。
楽しくてついつい手が止まらなくなってしまうかもしれませんが、あまり集中しすぎた状態が長く続くと、逆に疲れてしまい、せっかくの塗り絵の効果がなくなってしまいます。
15分~20分程度でやめたり、休憩を入れるなどしてください。
塗り絵を完成したときの達成感も、とてもストレス解消になります。
4.大人の塗り絵は疲れた心を癒やす
塗り絵は自分で手を動かし、色を塗り、手順を考え、塗っている途中は集中し、リラックスし、完成したときは達成感を味わえる、という疲れた心の味方になる効果があります。
高い費用も、大掛かりな道具もなく、色を塗るという簡単な作業から始められます。
キレイな色を見ているだけでも癒されます。
色鉛筆と塗り絵本があれば始められて、どこにでも持っていける。
そんな大人の塗り絵を、この機会に始めてみませんか?