スカッシュはインドアで行うことのできるスポーツで、老若男女楽しめることからたくさんの方がプレーしています。
二名一組で行うスポーツですから、親子、あるいは気の合う友人と、そして夫婦で楽しむことができます。
運動能力が似たような二人なら、相手に合わせながら適度な運動量でプレーできます。
また、東京オリンピックの追加種目の候補に挙がったことからも、スカッシュは大変な注目を集めています。
1.スカッシュのルールについて
スカッシュのコートは、四方が壁に囲まれています。
窓がなく、箱の中に人が入ってプレーするといった感じです。
このコートに2名、ダブルスの場合は4名の選手が入ってプレーをします。
使う道具はラケットとボールで、ボールを交互に打ち合うところは大変テニスに似ています。
ただ、壁に向かってボールを打つところが、テニスと大きく異なるところです。
そして、全ての壁を使ってプレーすることができますが、ただ、ボールを打つときは、必ず前方の壁に打たなければなりません。
そして、相手が打ったボールを床に二度バウンドさせてしまったり、ボールが壁に届かないといった場合に、相手にポイントが入ります。
ポイントの数え方は、サーブ権があってラリーに勝ったときにのみポイントが取れる「ハンドアウト方式」と、サーブ権に関係なくラリーに勝てばポイントが取れる「ラリーポイント方式」があります。
また、相手の動きを妨害する行為はルール違反となります。
2.スカッシュのラケットとボールについて
スカッシュを始めるときは、ラケットとボールを揃える必要があります。
スカッシュのラケットはテニスラケットに似ていますが、だからといってテニスラケットをスカッシュで使おうとは考えないでください。
テニスをプレーしていたときのラケットは、また、テニスをプレーするときのために大切に保管しておいて、スカッシュ専用のラケットを購入しましょう。
このスカッシュ専用のラケットですが、大変軽いところに特徴があります。
長さも68センチ以下となっていて、狭いスカッシュコートでも楽に振れるようになっています。
そして、スカッシュ専用のボールも準備しなければなりませんが、これからプレーを始めようとする初心者は、初心者向けのボールを選んでください。
スカッシュのボールには、よく弾むものと、あまり弾まないものがあります。
あまり弾まないものは公式試合にも使われるような上級者向け、よく弾むものが初心者向けとなっています。
3.スカッシュで準備しておくアイテム
スカッシュを始めるときはラケットとボールを揃える必要がありますが、それ以外にも準備してほしいアイテムがあります。
まず、アイガードは準備しておきましょう。
スカッシュではボールがどの方向から飛んでくるのか分かりにくく、また、そのボールのスピードは大変速いため、ボールが目に当たることもしばしばあります。
よって、ボールから目が守れるアイガードはぜひ準備して、身につけてプレーしましょう。
そして、シューズも準備してください。
シューズは体育館で履くようなシューズであり、外のトラックを走るようなシューズではありません。
持っているのなら、バスケットやバレーシューズでも大丈夫です。
ただし、足を擦ったときに、床に色を付けてしまうようなシューズは避けてください。
そして、運動に適したウエアも用意しましょう。
汗をかきますから、着替えのことも考えて、数枚あると大変便利です。
汗を拭くタオルも必需品です。
4.スカッシュは老若男女楽しめるスポーツ
スカッシュは、老若男女楽しめるスポーツです。
ラケットは軽いものなら200グラム程度なので、腕力がなくても楽々持つことができます。
よって、子どもでも大人でもシニアでも、ラケットを持って十分に振ることができます。
また、スイングは大振りではなく、コンパクトに振ることが求められます。
コートが狭い分、コンパクトに切れよく動く必要があります。
そして、走力をそれほど問われません。
テニスやバスケット、サッカーといったスポーツは、コートの端から端までを速く走ることができれば有利でしょう。
しかしスカッシュはコートが狭く、選手同士が近距離でプレーしますから、走るスピードは問われないのです。
それよりも、いかにコンパクトに切れよく全身を動かすことができるかが問われるスポーツです。
また、スカッシュには独特の技術力も必要となります。
そのため、試合で若い選手よりシニア選手が勝利するといったケースをしばしば観ることができます。
体力に自身がなくてもOKなスカッシュを始めてみよう
スカッシュは、老若男女、誰もが楽しめるスポーツです。
足の速さもそれほど問われないことから、走るのが苦手といった方には大変オススメです。
また、運動不足を解消したい方もスカッシュをプレーしてみてください。
短時間で全身運動が効率よく行えますし、ストレス発散にも繋がります。
スカッシュはオリンピックの追加種目候補にもなったことから、大変な注目が集まっているスポーツです。
ぜひスカッシュで汗をかいて、楽しい毎日を送りましょう。