ハイキングは一人でもグループでも行うことができます。
自然とのふれあいや新たな人との出会いもあります。
有酸素運動でもありますから健康増進にもなります。
何よりも誰にも楽しくできるのが魅力です。
1.ハイキングをする前に、歩ける身体を作りましょう
誰にも楽しめるハイキングですが、いきなり本格的なコースを歩くのは危険です。
楽しいハイキングをするためには、それなりの準備が必要です。
自宅近くの散歩と違ってアップダウンのある道や木の根道など足元が不安定な所を歩くことも多くあります。
したがって、初めてハイキングをする前に歩ける身体を作っておくことが不可欠です。
そのためには、まず靴を準備しましょう。
本格的な登山靴でなくても防水機能があって足首に負担がかからないものを選びましょう。
最初は30分くらいでも構いませんが疲れない程度の速度で歩くことが重要です。
1時間連続で歩いても疲れず足にも変化がなければ初心者向きのハイキングコースを歩いてもよいでしょう。
2時間歩いても問題ないようになれば、中級レベルのコースにも挑戦できると思います。
この準備をしないでいきなり足場の悪いコースを歩く、と膝や足首を痛めたりします。
ケガを回避するためにしっかり歩ける身体を作りましょう。
2.最初は鉄道会社などが主催するハイキングに挑戦しましょう
歩くことに違和感がなくなってきたら初心者向けのコースを歩いてみましょう。
ガイド本などでコースを選ぶのもよいのですが、JRや私鉄が自由参加のハイキングやウオーキングを企画しています。
一人でもグループでも参加できますしネットで申し込みもできますから、初心者用の10kmほどのコースを選ぶとよいと思います。
多くの場合、受付でコースの地図と資料をもらえば自由にスタートできますし、会社によってはコースの途中に係員もいますので道に迷うこともありません。
地図を読む練習にもなりますし携帯電話などのナビゲーションソフトになれることもできます。
靴とリュックがあれば装備にはあまり気を使わなくても参加できますし、自分の歩く速度や体力を確認することもできます。
何回か参加していると装備品や服装も気になるはずです。
最初から全部を購入するのではなく、他の人の装備を見ながら自分が納得したものをそろえたらよいと思います。
自信がもてるようになったら少し難易度の高いコースにも挑戦したらよいと思います。
3.口コミで評判の良いハイキングコースに挑戦してみましょう
知人だけでなくネットからもいろいろな情報が得られます。
そんな口コミを参考にして自発的にコースを企画してみましょう。
最初は日帰り、2時間程で踏破できるコースがよいと思います。
電車やバスの時刻表からスケジュールを決めますが、最終時刻をしっかり確認しておくことが重要です。
時間に余裕のない無理なスケジュールはトラブルの原因になります。
前日の睡眠はしっかりとり、天気予報を確認しながら天気が悪い時は躊躇せずに中止しましょう。
特に、グループの場合には自分だけでなく他のメンバーの安全にも関係しますので無理しないことが重要です。
4.ハイキング中は、周囲を見渡したり出会った人に声をかけてみましょう
ハイキングの魅力は自然との会話です。
足元を見るだけでなく時々コースの周囲を見渡すようにしましょう。
日常では気が付かなかったことが目に入ってきます。
予想外の展望、初めて見る野鳥や植物などに新たな発見があります。
すれ違う人にも声をかけましょう。
会話をすると疲れも忘れますし、いろいろな情報も入手できます。
5.楽しくハイキングするためには
とにかくケガや体調を崩さないことが最も重要です。
転倒したり躓いたりしてのケガ、疲労や熱中症なども予防しないといけません。
一人の場合には助けてくれる人がすぐ傍にいるとは限りませんし、グループではメンバーに迷惑をかけるだけです。
楽しく会話している時でも足元には十分注意しないといけません。
重くなるといって水分を少なくすることも厳禁です。
想定外の体力消耗や非常時に備えての雨具や食料も必要です。
天気の急変や体調がおかしいと感じた時は早めに判断して休息したり引き返すことが重要です。
6.しっかり準備すればハイキング程楽しいものはありません
自然とふれあいうために守るべき心構えを身に付けてしっかり準備すればするほど楽しさが増えていきます。
計画段階ではどんな自然が待っているのか、どんな風景に出会えるかなど想像することも楽しいものです。
当日、天気に恵まれるとそれだけで気持ちが軽くなります。
初めての土地の風景や動植物との出会い、新鮮な空気、出会った人との会話など日常生活のしがらみから解放されます。
予定したコースを踏破した達成感もあります。
撮った写真で仲間や家族とわいわい盛り上がることもできます。
そして、健康であるということを自覚でき、何よりも自分に自信が生まれてきます。
まずは歩ける身体作りからはじめるハイキング
身体の状態に応じた無理のないコースを選ぶことによって、苦しさよりも楽しさが多くなります。
歩ける身体を作りながら少しずつ難易度を上げるようにすれば、楽しさは足し算で増していきます。
時間に余裕が生まれたら、ハイキングで自然とふれあいながら健康増進、気分転換をして楽しい人生を過ごしましょう。