定年後の生きがいを見つける方法6つ【生活】

最終更新日:2018年1月24日

これまでずっと仕事を生きがいにしてきた人の中には、「定年後には何を生きがいにすればいいのかわからない」と思っている人が少なくないでしょう。

ここでは、そんなシニア世代のために、定年後の生きがいをどのようにして見つけたらいいか、オススメ方法を紹介します。また実際に生きがいを見つけた人たちの実例も!

1.シニア向けのコミュニティサイトの情報をチェックしてみる

まず、オススメしたいのは、シニア向けのコミュニティサイトをチェックするという方法です。
今は、多くのサイトがあり、シニア間の交流や、楽しいイベントなどの企画を多数そろえています。

シニア向けのポータルサイトをインターネットで検索すれば、いくつものコミュニティサイトが紹介されていますから、個々のサイトの情報をチェックするといいでしょう。
昼食会や飲み会、花火大会やバーベキュー大会、温泉旅行など。

驚くほど多彩な企画が用意されていますので、「おもしろそうだな」と思えるものがあったら、試しに参加してみましょう。
イベント自体を楽しむことは言うまでもありませんが、そのイベントを通じて新しい友人作りもできるに違いありません。

「定年退職したら、友達が増えた」ということも大いにありえます。
そうした友人との交流が、生きがいになるということもあるでしょう。

サイトをチェックして、情報を収集するところから始めてみてはいかがでしょうか。

2.地域の趣味のサークル情報をチェックしてみる

定年後の生活を考えた時、地域コミュニティの存在が大きな意味を持ってきます。
そこでオススメしたいのが、地域のサークル情報を集めてみるという方法です。

住まいの市区町村のサイトなどをチェックすると、その市区町村で行われている趣味のサークルが紹介されているはずです。
あるいは、地元の公民館などへ行くと、「会員募集」という趣味のサークルの貼り紙が、ボードに貼ってあったりもするでしょう。

そうした中に、興味が持て、「やって見たいな」と思うものがあったなら、積極的に参加してみることをオススメします。
まずは、インターネットで検索したり、公民館などへ行って足で情報収集してみましょう。

3.地元の行事や活動の情報を集める

そのような趣味のサークルだけでなく、地元の行事などの情報を集めてみるという方法もあります。
どんな市区町村にでも、お祭りや何かの催しものがあるでしょう。

あるいは、地元の清掃など、ボランティア活動も行われているかもしれません。
そういう情報を、インターネットで検索してみましょう。

あるいは、役所などへ行って情報を収集するという方法もあります。
地元の活動やイベントに参加すれば、間違いなく地元の人との出会いがあります。

知り合いになった人を通じて、また違う活動に参加するというチャンスも生まれてくるかもしれません。
地元の祭りの実行委員などになれば、定年後の生きがいになるのではないでしょうか。

また、定年後の暮らしを安心して送るためにも、そのようにして広げた地元の人脈が大いに役立つに違いありません。
生きがいを見つけられるだけでなく、老後の安心を手に入れることもできます。

4.通信教育のサイトをチェックしてみる

定年退職後、何かの勉強を始めるというのも、生きがいを見つけるための1つの方法です。
音楽教室に通ってみるとか、英会話を始めてみるとか、スポーツ関係のスクールに通うといった方法もあります。

それでも、「特にやりたいことが思いつかない」という人も少なくないでしょう。
そういう人にオススメなのが、通信教育です。

ためしに、インターネットで「通信教育」を検索してみてください。
聞いたことのある通信教育のサイトが出てくるのではないでしょうか。

そのサイトをチェックしてみましょう。
実に幅広い分野の講座が、驚くほど多種類用意されているはずです。

何かの資格を取るための講座もあれば、趣味を楽しむための講座もあります。
「シニア向け」というくくりで紹介しているところもありますので、それもチェックしてみましょう。

とにかく多種類ありますから、きっと「これはおもしろそう」とか「やってみたいな」と思えるものがあるに違いありません。

5.ペットショップをのぞいてみる

ペットを飼って、それを生きがいにするというやり方もあります。
生きがいになるようなペットを見つけるために、ペットショップに行ってみましょう。

犬や猫のような定番の動物から、シニア世代にも飼いやすい小動物、インコや文鳥などの小鳥類、最近人気のフクロウ、さらには爬虫類や両生類と言ったちょっと変わったペットもいます。
また、熱帯魚や金魚、メダカなどの観賞魚という選択肢もあるでしょう。

とにかく、実際にペットショップやホームセンターのペットコーナーへ行って、実際に目で見ましょう。
お気に入りのペットが見つかるかもしれません。

6.シルバー人材センターに登録する

定年後も働くことを生きがいにしている人が少なくありません。
「できれば、まだ働きたい」という意欲があるのなら、ぜひ、シルバー人材センターに登録しましょう。

シルバー人材センターは市区町村単位で置かれていますので、まずはサイトをチェックしてみるといいでしょう。
お金を稼ぐことが目的ではなく、生きがいを見つけることが目的なのですから、ボランティア的な仕事でもOK。

「人の役に立っている」と思うことが、生きがいになります。
まずは情報をチェックし、実際に登録してみましょう。

生きがいを見つけるには、まずは行動を起こすこと

ここでは、定年後に生きがいを見つけるための方法を、6種類紹介しました。
どれか1つを選んで、試しに情報を集めてみてはいかがでしょうか。

何よりも大切なのは「行動を起こすこと」です。
今日から始めることをオススメします。

生きがいを見つけた定年後シニアたちの言葉

生きがいは自分にしかない“存在理由”、“存在価値”と、誰かに役立つ自分の役割を持っていることですね。人生の目標は明るく、楽しく、活動的に生きていくことです。生きがいとは、真面目に自分の生き方を問いかけ、本来の自分に立ち戻ることから生まれます。会社人間さようなら、社会人間こんにちは。定年後シニアが培ってきた知恵を後世に伝えてこそ21世紀の日本は救われる。他人とのコミュニケーションが大事。

定年後シニアには、社会への「提言」をぜひ勧めたい。趣味もボランティアもどちらも悪くないが、それだけで定年後の生きがいにはならない。シニアの生きがいは、「自立」していること。シニアの生きがいは使命感と自己実現にある。生きがいは、自分が好きで楽しく長続きでき、僅かでも社会に役立つと実感できるものであれば何でもよい。生きがい探しの一つの切り口は、教える、指導すること。感謝と尊敬を受けることが喜びになる。せめて同好会的な指導でもできる技量を備えたい。

笑いは免疫力を高める。定年後シニアは、人生は多く笑ったものが勝ちの精神を貫くこと。外国からの留学生・研修生に日本社会のことを教えるのは大変喜ばれ、生きがいになる。定年後シニアの過去の経験に裏打ちされたノウハウを生かし、その感性を生かせる仕事を見出し、生きがいを手に入れる。

新しい人間関係をつくることを目的に交流会を企画して会話を楽しむことが生きがい。生きがいとは、時間の最適な利用とそれによる充足感であり、それには社会での役割、人との交流が条件。興味あるものにのめり込むこと、何でも興味を持ちチャレンジする開き直りの精神が、生きがいと思う。