「なばなの里」は、広大な土地を利用して、花や緑を楽しむ施設としてスタートしました。
現在は、閑散期を利用したウィンターイルミネーションが有名になっています。
なばなの里のウィンターイルミネーションは、実際どういった特徴があるのでしょうか?
1.落ち着いて楽しめるイルミネーション
なばなの里のウィンターイルミネーションは、「劇場型イルミネーション」といっていいでしょう。
大きなスクリーンで映像と音楽を流し、それを中心に楽しむ形となっています。
スクリーンには、映像が約10分程上映され、これがずっと繰り返されています。
立ち止まってゆっくりと鑑賞するので、ずっと歩きながら鑑賞する必要はありません。
周りの歩調に合わせる必要もないので、自分のペースで行動できます。
2.広場と物見やぐらからの鑑賞がオススメ
鑑賞場所は、スクリーンのある広場の歩道と、すぐ近くの物見やぐらです。
この目でしっかりと鑑賞したいという方は広場の歩道で、スクリーン全体をキレイに見たい、あるいは撮影したいという方は、物見やぐらがオススメです。
スクリーンは横幅に広くて、スクリーン手前の歩道から撮影しようとすると、横枠からはみ出てしまってキレイに撮れません。
そういった場合は、さらに遠く離れた歩道か、物見やぐらで撮影ほうがよいでしょう。
ただし、物見やぐらは、人で混雑していて、撮影のベストポジションはほぼ埋まっています。
映像は10分程なので、人がそこに立つと、最低10分は動きません。
キレイな撮影をしたいという方は、イルミネーション開始時間までには入口で待機し、入場したらすぐに物見やぐらに直行するか、人の流れが収まる時間を見計らって入場するかになります。
ちなみに一度イルミネーション会場に入れば、何度も出入りできます。
なので時間に余裕のある方は、後者をオススメします。
時間によりますが、いい場所を見ようとする人でごった返して、一緒に来た人とはぐれてしまうことも考えられます。
そういった場合は、物見やぐらの1階、2階など、あらかじめ待ち合わせ場所を決めておけば、探す時間をロスできます。
人がたくさんいる上、イルミネーションの音楽で携帯電話の音が聞こえなくなることもしばしばあります。
イルミネーション会場の入口と出口は、光のトンネルになっています。
ここは歩きながら鑑賞するのですが、立ち止まって写真撮影をする人が多いので、ゆっくりと歩いても大丈夫です。
ただし、イルミネーション開始直後は込み合いますので、この時間帯は注意です。
3.休憩できる場所が多い
もともと広いガーデンを鑑賞する施設です。
時間をかけてゆっくりと楽しむ場所なので、本格的なレストランから、売店まで、店舗のバリエーションが多くあります。
和食、中華、洋食レストラン、喫茶店、ベーカリー、売店など、状況に応じて選択できます。
冬は吹きさらしの場所にはストーブが置かれていますので、いくつかの売店で買って、ストーブ近くのテーブルで軽食を楽しむ、といったこともできます。
園内はベンチも多く設置されているので、ちょっと疲れたと思ったら座れる場所もあります。
ただし、ベンチにはストーブがありませんので注意してください。
トイレは分散して設置されていますので、通りかかったら済ましておく、という風に使っていくと、鑑賞中に慌てることもないです。
園の入口外側にもトイレがありますので、帰り際に使うのもよいでしょう。
イルミネーション会場の中にある物見やぐらにも売店や自販機があって、座れる場所も多く確保されています。
人がいっぱいで、ちょっと引くのを待っている、あるいは、一緒に来た人とはぐれてしまった、という方は、この時間を利用して休憩をとるものよいでしょう。
なお、入場券をもらうと、園内で使える500円金券が2枚付いています。
一部使えないところもありますが、金券を利用して、レストランなどでゆっくりするのも楽しみ方の一つです。
もちろん、金券でお土産も買えますし、別途入場料が必要なベゴニアガーデンでも使えます。
4.温泉にも入れる
なばなの里は、花とイルミネーションを見るところ、とすっかり定着しています。
しかし、運営がナガシマリゾートと分かれば、温泉と思いつく方も多いのでは?
なばなの里にもちゃんと温泉があります。
園内では足湯があって、気楽にお湯が楽しめます。
本格的な温泉施設もあります。
場所は、園の中心にある湖からチャペルを見た方角の右手、「鏡池」と呼ばれる池を渡ったところにあります(料金は別途必要)。
イルミネーションのある冬期は寒いですし、夜のイベントなので、帰ってからバタバタしたくない方は、ぜひ温泉で温まっていってください。
園内入口付近にコインロッカーがありますので、かさばる荷物を預けることができます。
毎年違った様相を楽しめるなばなの里を訪れてみよう
いかがでしょうか。
なばなの里のウィンターイルミネーションのテーマは、毎年変わりますが、誰でも分かるようなテーマになっています。
季節感、自然といった、高齢者でも感性で分かる内容なので、特定の知識はいりません。
園内はゆっくりとした雰囲気なので、自分のペースで楽しむことができます。
杖をついて歩いている方、車いすの方でも楽しんでいる姿がちらほら見受けられます。
時間と体調に合わせて、ゆっくりと楽しむできる、それがなばなの里のウィンターイルミネーションです。