定年後の夫婦が円満に仲良く過ごすコツとポイント【夫婦】

最終更新日:2017年7月24日

定年後の人生を豊かなものにできるかどうかの大きなカギが、「夫婦関係」です。
夫婦関係が良好で、夫婦円満であった方が、当然しあわせなセカンドライフになるわけです。

夫婦円満でいるためにおさえておくべきポイント、定年後の夫婦が仲良く過ごすためのコツを紹介しましょう。

1.お互いに相手を干渉しすぎない

定年になればいうまでもなく夫婦でいっしょにいる時間は格段に増えます。
いっしょにいる時間が増えると、相手が視界に入る時間も当然増えるため、どうしても相手を干渉したくなってしまいがちでしょう。

例えば、パートナーが着る服一つとっても、「そんな派手な服はみっともない。年を考えろ」と言ったり、
パートナーがずっと家にいると、「一日中、家でだらだらしていないで、たまには外出したら?」というように、相手に対して干渉して、「こうしろ」「ああするな」と指示してしまいます。

お互いにこんな干渉ばかりしていては、関係がうまくいくはずはありません。
つまらないことでケンカばかりする夫婦関係になってしまうでしょう。

そんなことにならないよう、できるだけ相手に対して干渉しないこと、
これが定年後に夫婦仲良く過ごすために、まず、おさえておくべきポイントです。

2.「してほしいこと」ではなく「してあげられること」を考える

>夫婦仲良く過ごすために欠かせないのが、「パートナーに対する思いやり」です。
お互いが相手に対して思いやりを持つことができれば、自然に夫婦関係は良好なものになっていくに違いありません。

では、どうすれば、思いやりを持つことができるのか。
オススメの方法は、「相手にしてあげられること」を常に考えるという方法です。

年を取った夫婦にありがちなのが、お互いが「相手にしてもらいたいこと」ばかり考え、それをしてくれないことに不満を持ってしまうというケース。
これでは仲良し夫婦にはとてもなれません。

「相手にしてもらいこと」ではなく、「相手にしてあげられること」を考えるようにしましょう。
そうすれば、例えば、パートナーが何かの作業をしている時、自分からそれを手伝ってあげようという気にもなるでしょう。

パートナーが体調を崩したなら、「パートナーのために自分にできること」を考え、それを実践するのが、すなわち思いやりということです。

3.共通の趣味を作る

過干渉は避けなければなりませんが、いっしょに暮していくのですから、できれば夫婦いっしょに楽しめることを作った方がいいでしょう。
ぜひ、二人で楽しめる趣味を見つけてください。

何かのサークルに夫婦で入るのもいいですし、肉体的にむりのない範囲で、何かのスポーツを始めるのもいいでしょう。
オススメなのが、ベランダ菜園など、園芸を趣味にするという方法。

この趣味のいいのは、家にいながらにしてできることです。
庭がなくてもベランダでじゅうぶん楽しめます。

ベランダで花や野菜を育てるわけですが、園芸は毎日の水やりを始め、植え付けや肥料やり、剪定など、
さまざまな作業がありますから、夫婦いっしょの共同作業を日常的にすることになります。

それが、夫婦間に自然なコミュニケーションを作ってくれるに違いありません。
園芸店にいっしょにいって、「今度はどんな花を植えようか」とか「こんな野菜にチャレンジしてみよう」というように、二人で話し合って買い物をするところから、楽しみは始まります。

お金もかかりませんし、たとえうまくいかなくても、植物の場合、「ペットロス」のようなことにはなりませんから、安心して長く楽しめることでしょう。

4.いっしょに外食する機会を増やす

いっしょに外出する機会を増やすのも、定年後に夫婦仲良く過ごすためのオススメ方法です。
とはいっても、例えば、いっしょにショッピングセンターなどへ行くと、妻一人が買い物に夢中になり、夫の方はつまらない時間を過ごすということにもなりかねません。

「買い物に時間がかかりすぎる」という不満を夫が持ち、それが関係を悪くしてしまうということもありえるでしょう。
そんなことを避けるためにオススメしたいのは、「いっしょに外食する」というやり方です。

気軽なランチでもいいですし、たまにはちょっと贅沢なディナーを楽しんでもいいでしょう。
お互いの食べ物の好みは知り尽くしているはずですから、二人で楽しい時間を過ごせるに違いありません。

5.家事を分担する

現役時代は、妻が主に家事をするというケースが多かったことでしょう。
定年退職してからも、同じように妻に家事を押しつけることを続けると、妻が不満を持つことが少なくありません。

夫婦仲良く過ごすために、定年になったら、ぜひ家事を分担しましょう。
二人で話し合って、どの家事をどれくらい分担するか決めることをオススメします。

また、これまで料理をしたことがほとんどないという男性は、これを機会に料理を勉強してみてはいかがでしょうか。
夫婦でいっしょに料理をしたり、時には夫が料理を作って妻にふるまうというようなことができるようになれば、ますます夫婦円満になるに違いありません。

いっしょに料理をするというのも、夫婦で楽しく過ごす時間になることでしょう。

定年後は毎日を工夫して仲良く過ごせるようにしよう

定年後の夫婦が仲良く過ごすコツについて、主なものを5点紹介しました。
最初の2項目は意識の持ち方に関するコツ、あとの3つはオススメの「夫婦いっしょの時間の過ごし方」ということになります。

是非、参考になさってください。