大宮公園の桜は、シニア層にも良くマッチする、定番のお花見スポットです。
大宮公園ならではの魅力とは何でしょう。
アクセス法などと合わせてご紹介。
1. 大宮公園とは
大宮公園は、さいたま市大宮区に位置し、さいたま市のちょうど中心あたりにある大型公園です。
旧大宮市の南部とも言えます。
桜については、「さくらの名所100選」に選ばれるだけあって、さすがの人気スポットとなっています。
大きなボート池や白鳥池のほか、小型遊園地や小動物園もあるため、お孫さんなどと行くのにも適した施設です。
2000年の歴史を持つ氷川神社も隣接しています。
大宮公園へは、JR大宮駅東口から徒歩20分です。
公園南側2kmにあるJRさいたま新都心駅東口(東京方面から行くと一つ手前)、公園北端すぐにある東武アーバンパークライン(東武野田線)大宮公園駅からは徒歩10以下でアクセスできます。
お車の場合は、駐車場300台をそなえ、東北自動車道岩槻ICより約25分です。
2. ケヤキ並木と合わせるルートもオススメ
大宮公園というと、もちろん大宮駅からもアクセスできますが、このルートだとそれほど自然のない道も歩くことになります。
約1.5kmです。
一方、さいたま新都心駅からアクセスすれば、全長2kmの氷川参道ケヤキ並木を真っ直ぐ歩き、それが終わったところにちょうど大宮公園があり、桜が咲き乱れている、というキレイな流れで散歩できます。
桜の時期では、ケヤキはまだ新緑とは行かないものの、鳥居とも相まって荘厳さを感じられることでしょう。
やや騒々しいお花見ムードを味わいながら、秋の氷川参道に思いを馳せるのも醍醐味です。
さいたま市北部にはコミュニティサイクルが充実しており、大宮駅、さいたま新都心駅、大宮公園駅、NACK5スタジアム(大宮公園に隣接)にもポートがあり、ビジター利用できます。
「2kmも歩くのはちょっと…」という人にもオススメです。
参道周囲、公園周囲は閑静な住宅街です。
お団子屋、和菓子屋などが控えめに並んでいます。
3. 開花時期など
例年は4月上旬頃となります。
大宮駅へは湘南新宿ラインや上野東京ラインにより、東京はもちろん「横浜」や「熱海」などの方面からも簡単にアクセスできます。
このため、そうした地域の近くにお住まいなら、それらの場の桜を楽しんで少し日を置き、桜前線に合わせて大宮公園へ出向く、といったぜいたくな流れも楽しめます。
4. 肝心の桜について
ソメイヨシノを中心に約1000本の桜があり、人工的に並んでいるのではなく、ややランダムな印象で植えられています。
老木が多いのも特徴で、若い桜とはまた異なる枝ぶり、花のみならず樹の味わいも楽しめます。
シダレザクラ、ウコンザクラなども楽しめ、それ以外にも緑豊かな公園で数々の植物を楽しめます。
桜のメインとなるのは自由広場で、桜が点々と植わっているという状況は、「疎林広場(ひらけているが、樹がポツポツあり、かつ林というほどでもない場所)」というジャンルにも該当します。
ボート池周辺にも桜があり、水面に映る姿も美しいものです。
ライトアップは、19:00~21:00まで行われます(桜の花の咲く期間のみ)。
5. 花見スポットとして快適かどうか…
人は比較的多く、特に自由広場や、シーズンに設けられる屋台街が混むことは避けられません。
しかし老木の多いせいか、桜の樹に対する配慮がしっかりなされており、立ち入りができない場所、禁止行為(火を使うなど)なども厳しめです。
このように制限があるため、マナーの悪い客は比較的少ないスポットとしても知られています。
交通アクセスについて一つの駅に集中しないため、花見シーズンでも電車が混む心配はさほどありません。
バスでも行けますが、この本数が少ないのが、やや惜しいところです。
駅から近い都内花見スポットなどでは、特に夜など酔客がわずらわしいこともありますね。
大宮公園は大宮駅から徒歩20分、さいたま新都心駅から同25分ほどありますので、フラフラと何となく立ち寄ってしまう人は少ない場所です。
※大宮公園駅は近いですが、非常に小さい駅です。
それなりに駅に近い(徒歩圏内)とも言えますから、大宮駅やさいたま新都心駅周辺での買い物やお食事と組み合わせた小旅行プランも立てられます。
6.盆栽町や、周辺スポット
大宮公園の北端から北方向へ数分歩くと「大宮公園駅」があります。
ここの踏切を北方向へ渡ると、「盆栽町」がささやかに広がっています。
このあたりも住宅街です。
盆栽園を楽しんだり、盆栽そのもの、盆栽用品などを購入することももちろんできます。
タクシーやコミュニティサイクルを利用すれば、東方向に広がっている大宮第二公園、第三公園も楽しめますし、西方向に数分行けば「鉄道博物館」も楽しめます。
いまこそ大宮公園の桜を見に行こう
関東有数の花見スポットである大宮公園。
氷川神社、氷川参道ケヤキ並木とも合わせて、花と緑をたっぷりと楽しめます。
2000年の歴史を誇る氷川神社、桜の老木がメインとなる疎林型の広場、これまた大木の多いケヤキ並木、と、シニアにこそ分かる味わいを持つ界隈です。