コンビニ弁当はシニアで生活習慣病のある方には要注意!

最終更新日:2017年11月6日

日本にコンビニが誕生して40年以上、今ではコンビニ利用者の年齢層も上がり、50代以上の利用者は全体の半数近くになります。

コンビニ弁当の売れ行きも好調で、工夫をこらしたお弁当が次々と出ています。

でもそのコンビニ弁当は実は危険だと言う声があるのも事実です。

1.コンビニ弁当を食べるのに食品添加物は避けて通れない

コンビニ弁当は食品添加物が多くて危ないと言われて久しいですが、現在は「保存料、着色料は使用していません」のシールが貼られていることが多くなりました。

でも実は代わりの食品添加物が入っています。

流通や店舗での陳列時間を考えても弁当の劣化を防ぐために食品添加物無添加はありえないのです。

最近では大手コンビニチェーンを筆頭にトランス脂肪酸の使用量を抑えたり、ハムやソーセージのリン酸塩を不使用にしたりと食品添加物を減らす企業努力もされています。

それでも、ゼロになることはまず無いでしょう。

2.食品添加物を使う目的

食品添加物を使用する目的は味付けや見栄えなど様々ですが一番の目的は保存です。

工場から店舗に運ばれ、陳列されるまでの雑菌の繁殖を抑えるために食品添加物を使用する必要があります。

そのおかげでコンビニ弁当はなかなか腐りません。

季節にもよりますが賞味期限切れであっても1週間は腐らない物もあります。

コンビニ弁当で食中毒が無いのも食品添加物のおかげです。

それを良いと考えるか、それだけ化学物質が入っている証拠で健康に悪いから避けようと考えるかは人それぞれです。

3.コンビニ弁当で栄養失調?

コンビニ弁当の特徴として、「野菜が少ない」「食物繊維が摂れない」ことがあげられます。

野菜に関しては分量もさることながら見た目は確かに野菜でも食品添加物の処理で栄養が抜けています。

食品添加物を使用するとミネラルの栄養素が外に流れ出てしまいます。

栄養失調は大げさですが、ビタミンやミネラルが不足してしまいます。

野菜サラダはコンビニ商品でも比較的食品添加物の少ない商品のひとつです。

お弁当と一緒に購入された方が栄養バランスは取れます。

野菜を置いているコンビニも多いのでトマトなどの手軽な生野菜で栄養素を補ってください。

4.生活習慣病の方は要注意

またコンビニ弁当は多くの方に美味しく食べていただく目的で味付けが濃く、甘みや塩気が強くなってしまいがちです。

高血圧などの生活習慣病をお持ちの方にはオススメはできません。

最近は減塩志向のお弁当も販売されているのでそちらを購入された方がいいかもしれませんね。

他にも「揚げ物メニューが多い」「ご飯の量が多い」「副菜に炭水化物が多い」などの特徴もあります。

でもこれは弁当を選ぶときに注意すれば防げます。

ちなみにポテトサラダやマカロニサラダはほぼ炭水化物と考えましょう。

4.コンビニ弁当は太る

コンビニ弁当に入っている大量の添加物や濃い味付けのための塩分や砂糖、そして揚げ物などの油など肥満につながる要素の多いコンビニ弁当。

カロリーだけで見ると人気の唐揚げ弁当やとんかつ弁当は900kcalもあり、おにぎりでも鶏五目などは226kcalあります。

それよりも問題なのは使われている油です。

低品質の油で大量に調理された揚げ物は油が酸化しやすく太りやすくなります。

5.おにぎりなら安全?

コンビニのおにぎりは安くて、色々な味付けが楽しめるので人気の商品です。

カロリーを見ても梅やかつをぶしなどは170kcal程度ですし、小分けに包装されていて一見安全そうに見えます。

ところがこのコンビニのおにぎりを水につけると大量の油が浮かび上がってきます。

手作りのおにぎりとは違って、機械で握るためにはどうしても米粒がこびりつかないように大量の油が必要になってきます。

あの値段で美味しいおにぎりを提供するためには何かを犠牲にしなくてはいけないのでしょう。

実は入っているはずの無い物が入っているのがコンビニ弁当の実情です。

5.国が認めた食品添加物は安全か

そもそも厚生労働省が認めた食品添加物なので安心という説もあります。

しかし食品添加物は所詮化学物質なので、単体で安全であっても複合されたり加熱されることでどのような弊害が生まれるかはわからないのです。

おかず1種類で20~30、弁当全体では150~200の食品添加物が入っています。

また外国では認められていない食品添加物が使用可能になっている例も少なくありません。

トランス脂肪酸などはアメリカでは全面的に禁止になっています。

コンビニ弁当はたまに楽しむ程度が健康のため

かなり前になりますが、福岡の養豚業者がエサ代の節約のために廃棄処分されるコンビニ弁当を豚に食べさせ続けたところ、死産や奇形の豚が生まれたというニュースが流れました。

廃棄といっても腐っていたわけではなく、賞味期限切れだっただけということです。

穀物などのエサに戻したところ改善されたそうです。

この例は極端にしても、コンビニ弁当だけに頼った食生活は非常に危険であるという警鐘でしょう。

コンビニは24時間営業で便利ですし、お弁当もおにぎりも美味しくなっています。

毎日食べるのは控えて、たまに利用する程度が健康には良さそうです。