スカイダイビングは爽快感や達成感を得られます!始め方と注意点

最終更新日:2017年11月19日

皆さんはスカイダイビングがどのようなスポーツかご存知でしょうか。

スカイダイビングは数あるスポーツの中でも、複雑な技術や用語などがなく、非常にスリリングであるスポーツです。

当記事ではスカイダイビングの魅力とは何か、スカイダイビングを始めるにはどうしたらよいのか等をまとめました。

ぜひ参考にしてみてください。

1.スカイダイビングとは何か

スカイダイビングとは、航空機に乗って地上4000m程まで上昇した後機体から飛び降り、目標の高度でパラシュートを開いて着地するスポーツです。

一般的には地上4000mから飛び降りるアトラクションもしくはレジャーという印象を持たれていますが、空中での身体のコントロール技術やパラシュートの操縦技術を競い合うスカイスポーツの一面もあります。

競技の種目は多数あります。

◆パラシュートを操縦して、地上に置かれた目標にどれだけ近づけるかを競う「アキュレシーランディング」

◆降下中の定められた時間内にチームで幾つものフォーメーションを作り、その精度を競い合う「フォーメーションスカイダイビング」

これらが有名な競技です。

降下中のスピードは姿勢次第でコントロールが可能であったり、頭部を下にした状態を維持するためには相応の訓練が必要だったりと、とても奥が深いスポーツです。

あくまで楽しみたいという方のためのサービスもあり、趣味としても広く知れ渡っています。

2.スカイダイビングの魅力

未経験者にとって一番不安なのは、万が一パラシュートが開かない場合です。

しかし、スカイダイビングでのパラシュートが開かなかった事故は、実際はあまり多くありません。

メインパラシュートの他に、予備のパラシュートと、高度を感知して自動でパラシュートを開く機材が備え付けられているためです。

パラシュートが開かなかったら、という心配はしなくても大丈夫です。

とても高い場所から降下するのを想像したとき、身震いするほどの恐怖心を覚える方も多いかと思います。

しかし実際には、落ちるというよりも空気の上に乗っている感覚に近いです。

これは降下中は自分の周囲に落下速度を比較できるものが一切ないことと、大気の抵抗によって落下速度があまり加速しないためです。

高さに対しての恐怖心が生まれるのは、降下の直前までです。

その恐怖を乗り越えた降下中は、恐怖心ではなく体験したことのない空間に対するワクワク感が生まれます。

高度4000mの景色を堪能しながら落ちるという一見シンプルなスポーツですが、経験者だけにしか味わえない達成感があります。

さらに、スカイダイビングは年代や性別に関係なく挑戦できるスポーツです。

最近では81歳にして初めてスカイダイビングに挑戦した女性が世界の注目を集めました。

スタッフの指示や注意事項を守れば安全に行うことができる健全なスポーツです。

3.まずは体験スカイダイビングへ

初めてのスカイダイビングではタンデムジャンプという方法を用います。

これはプロのインストラクターのお腹と自身の背中を固定させて行うジャンプです。

降下中の機材や身体の操作はすべてインストラクターの方が行うので、体験者は安心してダイビングを楽しむことができます。

挑戦する前に簡単なレクチャーを受けますが、一番大事なのは不安を感じたらすぐにインストラクターの方に聞くことです。

分からないことや不安なことはすぐに伝えるか質問しましょう。

体験スカイダイビングに参加できる場所は国内では多くないのが現状です。

参加してみたい方は住んでいる場所や金額を考慮してインターネットで探してみましょう。

参加費用は大体5万円以下です。

4.スカイダイビングのライセンス

タンデムジャンプはインストラクターと一緒に飛ぶので、資格などは必要ありません。

しかし、一人でのスカイダイビングに挑戦したいのであればライセンスを取得しなければなりません。

取得するにはスクールに通い、課題をクリアしていく必要があります。

スクールではまず初めにスカイダイビングに関する基礎知識を教わります。

これは地上での講習です。

基本を教わる講習が終わり次第、通称AFFと呼ばれる実践トレーニングとなります。

AFFは合計7つのレベルに区分されており、レベル1から指導が始まります。

レベル7では卒業検定が行われ、合格すれば一人でのスカイダイビングができるようになります。

スクールに通っていた時期と合わせて25回のスカイダイビングを経験し、グループジャンプを2回以上経験することでAライセンスを取得できます。

ライセンスはAからDまでの4種類存在し、Dに近づくにつれて取得条件が厳しくり、できることも増えていきます。

例えばBライセンスを取得すると、夜間でのスカイダイビングが可能になります。

スカイダイビングは目標次第でどこまでもスキルアップに挑むことができるスポーツです。

5.初心者が注意すべきポイント

スカイダイビング前後の24時間以内でのスキューバダイビングは禁止です。

スキューバダイビングに使用するボンベには窒素が含まれていて、その窒素が身体から出ていくのには24時間ほどかかることが理由です。

もしも窒素が体内に残っている状態で地上4000mなどの高度へ行くと、気圧の変化によって窒素が体内で膨張し減圧症を引き起こしてしまいます。

スキューバダイビングを趣味としている方は注意しましょう。

体験スカイダイビングに参加できる場所は国内や国外に多数ありますが、参加するにあたっての制限はそれぞれで異なります。

体重や身長、年齢の下限上限なども運営しているグループや団体によって異なるので注意しましょう。

持病や健康状態に不安のある方は事前に確認・申告を行いましょう。

また、スカイダイビング前日の飲酒は控えましょう。

一生の思い出になるスカイダイビング

スカイダイビングは、日常生活から抜け出して大空を降下し、爽快感や達成感を得ることができるスポーツです。

一定の条件をクリアしていれば参加が可能なので、最近ではお年寄りの方がスカイダイビングに挑戦することは珍しくなくなりました。

写真や動画の撮影を行ってくれるサービスもあるので、誰かと一緒にスカイダイビングに挑戦して、いい思い出にしてみてはいかがでしょうか。