シニアが猫を飼う時にかかる初期費用と月額費用

最終更新日:2017年9月16日

今、ペットとして大人気の猫ですが、飼うときには様々な注意が必要です。

可愛いから一緒に暮らしたいという気持ちだけでは、なかなか難しいところがあります。

猫を飼うということは、家族が一人増えるということです。
責任と愛情を持って、暖かく接し、楽しく一緒に暮らしてください。

1.猫を飼うにあたり

猫を飼うということは、家族が一人増えるのと同じことだと考えてください。

飼い主が病気やケガで入院してしまったときの預け先の確保、万が一、飼うのが難しくなったときの引き取り先の確保など、猫を飼うときには様々なところに配慮しなければなりません。

そして、猫を飼うとなったら、本当に飼えるのかも冷静に判断しましょう。
ペット禁止のマンションに住んでいたら、猫の鳴き声がしただけで苦情騒ぎになってしまうかもしれません。

また、猫アレルギーについても判断しましょう。
以外に多いのが、猫を飼ってから猫アレルギーであることが分かったというケースです。

猫アレルギーかあるかどうかを普段の生活で検査している方は大変少なく、可愛らしいからと猫を飼ってから気付くのです。

あまりにもひどい症状が出ると猫を飼えなくなるので、飼う前にアレルギー検査を受けておくと良いでしょう。

2.猫を飼うときの初期費用

猫を飼うときには、初期費用が必要になります。
まず、猫を飼うにあたり、猫が使う日用品は揃えなければならないでしょう。

猫用トイレに猫用の食器、そして猫用の布団です。
また、猫用トイレには砂を入れなければなりませんから、その砂の購入費も必要になります。

昔は外から砂を持ってきて入れていた家もあったようですが、現在ではおしっこしをした後の砂交換が簡単な猫砂が販売されています。
臭いを防ぐ効果が期待できるものもあるので、活用してください。

また、猫を飼うときには予防接種が必要になります。
避妊手術、去勢手術を受けさせるのなら、その費用も数万円かかります。

さらに、爪とぎや爪切り、猫のおもちゃなども購入する必要があります。
どこまで揃えるかによりますが、避妊手術、去勢手術費用を含まなければ、初期費用は約2万円程度になるかもしれません。

3.猫を飼うとかかる月々の費用

猫と一緒に暮らしだすと、様々な費用が月々発生します。
まず、猫と暮らしだしたら、キャットフード代が必要になります。

昔は猫まんまといって、残りご飯にお味噌汁をかけたものをあげていた家もありました。
現在では猫の健康を考え、キャットフードを与えるようにしています。

そして、月々にかかる費用として、猫砂代もあります。
砂代は、人間だけが暮らすのなら必要ありませんが、猫と暮らすのならトイレを清潔に保つために必要です。

また、まめに交換するため、一袋は安くても量を使いますから、それなりの費用になります。
猫との暮らしを始めたら、おもちゃ代も必要でしょう。

猫は遊んであげないと、ストレスを溜め込んで病気になることもあります。
毎月買うものではないかもしれませんが、元気な猫なら1か月でねこじゃらしをボロボロにすると考えてください。

4.猫を飼うなら高額な医療費は覚悟しよう

猫が病気になったら、獣医の診察を受けることになります。
そして、病院にかかる費用に保険は使えませんから、支払う金額は高くなります。

人間なら社会保険や国民保険が使えて、2~3割負担で良いのですが、猫には保険がないため、一度の治療費で数万円支払うこともあります。

猫の治療費が総額100万円以上になったという家もありますし、一度に支払う治療費があまりにも高額で驚いたという経験をしている飼い主も大変多いと聞きます。

よって、猫を飼うと決めたなら、高額な医療費は覚悟しなければならないでしょう。
現在、猫が入れる保険が出回っていて、大変な人気を集めています。

保険に加入しておけば、いざというときの出費を抑えることができます。

5.猫のしつけについて

猫を飼い始めたら、まず、トイレを覚えさせなければならないでしょう。
猫のトイレのしつけですが、飼い主は猫の様子を観察し、おしっこをしたそうにしていたらトイレへ連れて行くということを繰り返します。

最初の頃は、ほとんどが空振りに終わるでしょう。
しかし、一度でもトイレでおしっこをしてくれたら、そこがトイレと覚えてくれます。

割と簡単にできるしつけなのですが、ポイントは根気。
爪とぎのしつけもトイレのしつけと同様です。

猫が爪をとぎたそうにしていたら、爪とぎの場所に連れて行って爪とぎをさせます。

もし、他の場所で爪をといでしまったら、ダメだということを厳しくしつけます。
これを繰り返すと、決められた爪とぎで爪をとぐようになります。

シニア世代が猫を買う場合、月々の費用を考慮しよう

猫を飼うということは、それなりにお金がかかることでもあります。
人間だけで暮らすのであれば必要なかったトイレや猫砂、そして爪とぎといったものが必要になります。

病気になれば人間のように病院へ行きますが、猫の場合、保険が使えませんから治療費は高額になります。
そして、猫には猫専用のお食事として、健康のことを考えてキャットフードを与えたりしなければなりません。

初期費用だけでなく、月々の費用もかかるということです。
猫を飼おうか悩んでいる方は、費用のことも念頭に入れて検討してください。