近年、猫ブームによって定年後シニアで猫を飼う方が増えてきました。
CMや広告でも登場することが多く、その可愛さや自由気ままな性格は見ていてとても癒されますよね。
今回は、そんな可愛い猫を家族に迎えるにあたっての選び方やポイントを見ていきたいと思います。
1.年齢はどうする?
小さくて可愛い赤ちゃん猫からしっかりした成猫まで、飼う猫の年齢も選ぶ際の大事なポイントになってきます。
子猫が大きく成長していく姿を見ることも、もちろん素晴らしい感動がありますが、状況や環境によっては成猫を選んだ方がいい場合もあります。
子猫は成猫に比べ世話に対する手間がかかりますし、病気にならないように体調管理をするなど手がかかるものです。
その大変さも猫を飼う醍醐味ではありますが、生活環境によってはあまり手間をかけられない方も多いでしょう。
成猫から飼い始めれば、子猫ほどの手間はかからないため、猫の年齢も選ぶ際には良く考えましょう。
定年後シニアなら自分の寿命と猫の寿命を秤にかける必要もあります。猫は長ければ20年も生きるのですから。
2.性別はどうする?
オスとメスでは、体の大きさや性格もかわってきます。
もちろん個体差などもありますが、性別の違いによる傾向も知っておくと選びやすくなります。
オスは基本的にメスよりも体が大きくなる傾向があり、とても活発でやんちゃな猫が多いです。
猫と一緒に遊ぶことが好きな方には向いているでしょう。
メスは体が小さく細いことが多く、性格はおしとやかで一人遊びなどを好み、気分屋な傾向にあります。
メスの性格は、いわゆる「猫のイメージ」ですね。
また、去勢と避妊手術を比べると、去勢手術の費用の方が安いようです。
3.生活スタイルから考える
猫を飼うときには、ご自身のライフスタイルも考えて選びましょう。
猫にかまう時間があまり取れない方や、一人暮らしで自宅にいる時間が少ない方などは、注意が必要です。
子猫の場合などはミルクをあげる間隔が短かったり、猫によってはコミュニケーションが少ないとストレスが溜まってしまう子もいるので、猫を飼う前に環境がしっかり用意できるかも考えましょう。
また、小さなお子さんがいる場合は、猫アレルギーの心配がないかなどもあらかじめ確認しておいた方がいいでしょうか。定年後シニアならじっくり猫と付き合う時間がありますね。
4.猫の種類はを選ぶ
猫の種類も選ぶ際には大事なポイントとなってきます。
種類によってあらかじめ性格の傾向などを知ることができますし、かかりやすい病気などを知ることによって事前に予防することもできます。
運動できる十分なスペースがないとストレスが溜まったり体調を崩してしまう猫もいます。
また、長毛の猫の抜け毛から猫アレルギーになってしまう方もいるので、短い毛の猫を選ぶなど人間側の体調も考えましょう。
猫の種類によって性格の傾向に違いが出てきますので、好きな猫の種類があったり、飼いたい猫の種類が決まっている場合は、あらかじめ性格などを調べておくのもいいでしょう。
5.何匹飼うか考える
将来的に、飼う数も考えておくと猫を選びやすくなります。
猫の多頭飼いはじゃれ合っている姿など、とても可愛く癒されますよね。
仕事などで飼い主の不在時でも遊び相手の猫がいたりと、多頭飼いは猫にとってもメリットがあります。
しかし、猫の年齢が離れているとどちらかがストレスを抱えることもあります。
オス同士・メス同士だとケンカをすることも多くなります。
また、猫はもともと単独行動を好むので、あまりに多い数を飼うと縄張り争いが原因でケンカになり、ケガをすることもあります。
多頭飼いをする場合は、子猫のうちに近い年齢の猫を飼うことが理想的といえるでしょう。
6.どこで購入するか
猫をどこから迎えるかも飼う際のポイントです。
パターンとしては、ペットショップやブリーダーさんから購入するか、保護施設や保健所から引き取ることが多いでしょう。
飼いたい猫の種類が決まっていたり、病気にかかっているリスクが低い猫を飼いたい場合は、ペットショップやブリーダーさん経由となります。
珍しい種類の猫などはブリーダーさんのホームページから見つけることもできますし、理想的な猫に出会えるでしょう。
保護施設や保健所から引き取る場合は、猫の殺処分という悲しい現実から小さな命を一匹でも救うことができます。
しかし、保護施設などはノラ猫であった子が多いので、病気の検査や治療などが必要になります。
もちろんペットショップやブリーダーさんから購入する場合も予防接種などは必要になります。
それでもやはり、保護施設などから引き取る場合の費用が高くなる傾向にあります。
飼い猫を選ぶ際には将来のことをしっかり考えよう
以上、飼い猫を選ぶときの大事なポイントをご紹介しました。
いろいろなポイントをご紹介しましたが、一番大切なのは「この子と一緒にいたい」という気持ちです。
定年後シニアなら孤独な時間を猫に埋めてもらえます。
猫に限らず、ペットを飼うからには最後まで大切に飼ってあげましょう。
猫は飼い主の気持ちを理解する生き物です。
猫のいる生活は、飼った方にしかわからない喜びや感動がありますので、あなたの生活に新しい家族を迎えてみてはいかがでしょうか。