静岡県富士宮市は静岡県の中でも富士山のビューポイントとして屈指の人気を誇る街です。
広大で厳かな山や川に恵まれ、ドライブやキャンプ地としても人気があります。
そんな富士宮市の中でも特に人気のスポットが白糸の滝です。
1.白糸の滝へのアクセスと気を付けること
バスで行く方は、富士宮駅から直通のバスが出ているのでそれに乗れば一本で着きます。
しかし、富士宮は非常に自然豊かな街で、ドライブをしているだけでも楽しめます。
そのため自家用車やレンタカーを使って車で行くことをオススメします。
富士ICを出て国道139号線を北上していくと到着します。
バスで行く場合は駐車場代は必要ありませんが、自家用車の場合は駐車場代が約500円かかります。
駐車場は広い駐車場がある他、周囲の飲食店やお土産物屋でも提供されているので、繁忙期であっても、何時間も停められない、ということはありません。
駐車場から歩いて白糸の滝まで向かっていくのですが階段が続くのでハイヒールは避け、スニーカーや運動靴で行くとよいでしょう。
また、景色を見て楽しんだり写真を撮ったりしてもおよそ30分ほどで観光できます。
白糸の滝をメインとして観光の計画を立てているとかなり時間を持て余してしまうので注意しましょう。
2.白糸の滝と音止の滝
白糸の滝に向かう最中に、音止の滝という滝も見ることが出来ます。
かつて武士が父の敵を討つその密談をしていたのですが、滝の轟音で会話が出来ず、その武士が神に念じたところたちまちその音が無くなったという伝説があります。
その音止めの滝を眺め、階段を歩いていくと白糸の滝に着きます。
この白糸の滝は源頼朝も目にしたもので、美しい糸のようなこの滝を女性に例え「この上に いかなる姫や おはすらん おだまき流す 白糸の滝」と詠んでいます。
「糸車から流れ出る糸のように滝が流れている。滝の上では姫君が糸を紡いでいるのだろうか」という意味ですね。
この美しい白糸の滝は世界文化遺産にも登録されています。
3.白糸の滝の魅力
白糸の滝というのは実は他にも存在します。
山形県や長野県にあるものが有名です。
白糸の滝、と名付けられた滝は糸に例えられてつけられたものですが、その姿にも様々あり、この富士宮の白糸の滝は「無数の糸を垂らした」ような滝と形容されています。
1936年には「名勝」と「天然記念物」に指定され、1950年には「日本観光百選」の「滝の部」で1位を獲得しています。
高さおよそ20mの滝で、激しさもあるものの、風情を感じさせる滝でもあります。
大きな滝をメインに、その周囲からも糸を垂らしたようなキレイな滝が無数に存在しており、それらが1つとなって荘厳かつ雅な風景となっています。
暖かな季節の際は、滝の周りの木々の鮮やかな緑と、滝つぼのエメラルドグリーンが滝を美しく彩ります。
写真撮影もいいですが、滝の近くに寄ってかすかな水しぶきを浴びながらマイナスイオンを感じてみるとより近くに滝を感じることが出来ると思います。
4.白糸の滝の楽しみ方
駐車場に車を止めて、歩いて白糸の滝に向かうまでの間にお土産屋などの商店が立ち並んでいます。
これらの店も風情があり、富士宮を一躍有名にしたB級グルメ「富士宮焼きそば」や、静岡県名物「しぞーかおでん」、富士宮のようなキレイな水にしか生息できない鮎やニジマスなどの焼き魚などが販売されています。
白糸の滝を見た後に、音止の滝を眺めながら、静岡名物に舌鼓を打つのもオススメです。
白糸の滝は非常に美しく、若者からご年配の方までカメラを準備して熱心に撮影している光景が見られます。
邪魔にならないようにしつつ、ご自身もしっかりカメラを準備して、厳かな滝を撮影しましょう。
白糸の滝に立ち寄った後も、富士宮はドライブを楽しめます。
白糸の滝周辺では、富士五湖の1つ田貫湖がオススメです。
キャンプ場として非常に人気ですが、目の前に大きな富士山を眺めながら、山々に囲まれた湖を散策することが出来ます。
さらに富士ミルクランドもオススメです。
動物とのふれあいを無料で楽しめる他、朝霧高原で育った牛から絞った濃厚な牛乳を使った朝霧ソフトクリームを食べることが出来ます。
特にファミリー層には人気があります。
白糸の滝を始めとし、大自然の中のドライブを満喫して疲れ切ったら、風の湯という日帰り温泉に行きましょう。
富士山の雪解け水である、バナジウムが多く含まれたバナジウム天然水を使った温泉です。
県外からもわざわざこの温泉に来る方もいるほど人気のある温泉です。
白糸の滝は行き帰りのドライブも楽しむのがオススメ
以上、静岡県富士宮の白糸の滝を紹介しました。
大自然を満喫する意味でも、レンタカーや自家用車など車でまわることをオススメします。
あまり静岡に馴染みのない方は、白糸の滝で心をリフレッシュすると同時に食を楽しむことも出来ます。
周辺施設も含めると、1日中楽しめますし、白糸の滝を見た後そのままキャンプをしてもよいでしょう。
都会での生活で自然に触れていない方、心身をリフレッシュしたい方などぜひ行ってみてはいかがでしょうか。