お茶というと緑茶や紅茶がポピュラーですが、それ以外にもたくさんの種類のお茶があります。
健康や美容のために飲んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ごぼう茶について詳しくご紹介します。
エイジングケアや健康効果も期待できますので、シニア世代の方にもぜひおすすめしたいお茶のひとつです。
1.ごぼう茶ってどんな味?
ごぼう茶はお茶というくらいですから、ごぼうを小さくカットした後、乾燥させ焙煎して作られています。
そのため味は、ごぼうそのもののあの独特の味と香りがします。
ごぼうを煮た煮汁のようなイメージです。
苦手な方はちょっと飲みづらいかもしれません。
そんな方のためにブレンドごぼう茶も販売されています。
味や香りが和らいでいて、飲みやすいように調整されています。
ごぼう茶は他のお茶と同じようにホットでもアイスでも飲むことができ、カフェインが入っていないため飲む時間も気にする必要はありません。
2.ごぼう茶の効果その1
みなさんご存知のように、ごぼうには食物繊維が豊富に含まれています。
しかも水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含まれているため、便秘の解消に効果があります。
腸内環境改善のために食物繊維の摂取は必要不可欠ですが、私たちの食生活において不足しがちな栄養素でもあります。
一日に必要とされている野菜の量って結構多いと思いませんか。
きちんと摂取しようとすると難しいものがありますよね。
お茶にすると残念ながら不溶性食物繊維は摂取できないのですが、水溶性食物繊維は十分摂取することができます。
普段飲んでいるお茶をごぼう茶に変えるだけで、不足した食物繊維を手軽に補うことができます。
さらに、食物繊維の一種でイヌリンという多糖類が含まれています。
これは血糖値の上昇を抑制したり、脂肪を吸収しにくくしたりする働きがあるため、ダイエットに取り入れている方も多いです。
また、腸で分解されてオリゴ糖になるため、腸内環境の改善にも役立っています。
3.ごぼう茶の効果その2
ごぼうにはポリフェノールが多く含まれています。
ポリフェノールには抗酸化作用があり、活性酸素を除去し体の細胞が老化するのを防いでくれます。
ごぼうの皮の部分に多く含まれていますので、ごぼうを丸ごと使ったごぼう茶はそれを余すことなく摂取できます。
ごぼうを料理に使う際にも皮は剥かない方がよいでしょう。
せっかくの栄養素が失われてしまいます。
土や汚れをしっかりと洗い落としたら、皮つきのまま使いましょう。
ポリフェノールには抗酸化作用の他にも、殺菌作用や免疫力の向上、コレステロールを下げる効果なども期待できます。
また、エイジングケアという点では美肌効果もあります。
これはごぼう茶に含まれているタンニンという成分の働きによるものです。
肌トラブルを解消し毛穴を引き締めてくれますので、滑らかで若々しい肌を実現することができるでしょう。
4.ごぼう茶に副作用はあるの?
ここまで見てきたように、ごぼう茶は体にとってよい効果があります。
それでは副作用はあるのでしょうか。
ごぼう茶はごぼうを煮出したものを飲んでいるだけなので、基本的にはごぼうを食べているのと同じです。
危険な副作用はありません。
ですが、何事にも限度があります。
ごぼうそのものは固形で歯ごたえがあり、繊維質なのでよく噛まないと食べられませんから、大量に摂取することはありません。
しかし、お茶にすると液体なのでゴクゴク飲めてしまいますから、ついつい摂り過ぎてしまったということになります。
すると、下痢や吐き気などの症状を引き起こすこともありますから注意が必要です。
また、稀にアレルギーを起こすこともありますので、体に合わない場合は直ぐに飲むのを止めましょう。
ごぼうはキク科の植物ですから、キク科の植物にアレルギーのある人は注意しなければなりません。
花粉症の原因とされるブタクサやヨモギなどもキク科の植物ですので、花粉症の症状が悪化することもあります。
5.ごぼう茶を飲んでみよう
まずは市販のごぼう茶を飲んでみませんか。
お試しパックなどを利用して、味や体に合うかどうか確かめてみてください。
飲み方や一日の摂取量なども参考にするとよいでしょう。
続けられるようであれば定期購入などがお得かもしれませんね。
慣れてきたら自分で手作りしてみるのもよいかもしれません。
作り方はインターネットサイトに多く掲載されていますので参考にしてみてください。
茶殻の利用方法なども紹介されていますよ。
ごぼう茶は抗酸化作用が高いシニアおすすめの飲み物
ごぼう茶はエイジングケアや健康面で私たちの体によい効果をもたらしてくれます。
ですが、あくまでも基本の食生活をしっかりとバランスよく心掛けることが大切です。
そのうえで食生活のサポートとして取り入れるのがよいでしょう。
また、いくらよいものでも摂り過ぎはかえって健康を妨げることになりますので注意が必要です。