定年後のペット!愛犬をフィラリア症から守るための予防策

最終更新日:2017年9月26日

犬のフィラリア症は、蚊が媒介して体内にフィラリアという虫が寄生することによって引き起こされます。

蚊を愛犬に寄せ付けないようにすれば、予防することは可能です。

万が一、感染が発覚したときには冷静に対処できるように、飼い主はしっかりと知識を身につけておきましょう。

1.犬のフィラリア症とは

犬のフィラリア症とは、フィラリアという寄生虫が起こす病気です。
この寄生虫は蚊を介して犬に寄生することによって血流を阻害します。

寄生する場所は犬の心臓や肺動脈で、場合によっては30センチにも成長します。
糸のように細長い寄生虫で、蚊が運んでくるのはフィラリアの幼虫です。

そしてフィラリアに感染した犬の血を吸った蚊が別の犬の血を吸い、これを繰り返すことによって感染が広がります。
蚊に吸われたときのフィラリアは幼虫で大変小さく、その後フィラリアは脱皮して犬の体内へと移行します。

そして犬の体内で成長し、さらに血管内へと侵入し、心臓や肺動脈へと場所を移動します。
また、フィラリア症は犬だけでなく、猫にも感染します。

蚊が運んできたフィラリアが体内に入り込める動物なら、感染してしまいます。
また、蚊に刺されやすい外飼いの犬は室内犬よりもフィラリアに感染しやすいと言えます。

2.犬のフィラリア症の症状について

犬のフィラリア症を引き起こすのはフィラリアと呼ばれる寄生虫で、寄生する場所は心臓と肺動脈になります。
ただ、この二か所は最終的な寄生場所であり、ここに到着するまでは体内の血管を移動しています。

そして、このフィラリア症には慢性のものと急性のものがあります。
急性のフィラリア症では、赤味を帯びた尿が出たり、犬の元気がなくなったり、白目や歯茎が黄色くなる症状がみられます。

また、呼吸困難といった症状も現れることがあり、場合によっては可愛い愛犬が死に至ってしまいます。
慢性のフィラリア症では、咳が出たり、元気がなくなり散歩に出たとしても息が切れたりします。

そして、肝臓や腎臓に障害が現れることもあり、水を欲しがったり、身体にむくみがみられたりします。

3.犬のフィラリア症は人間に感染するのか

フィラリア症は、人間にもみられる病気です。
蚊によってフィラリアが人に感染し、感染した人の血を蚊が吸って、その蚊が他の人を刺せば感染は拡大していきます。

そして、残念ながらフィラリアに対するワクチンはありません。
ただ、症状がみられたら投薬治療を受けることができます。

そして、犬から人への感染例ですが、わずかとはいえども感染するケースがあります。
犬に寄生するフィラリアは人の体内では生存できないことがほとんどなので、必要以上に怖がることはありません。

それでも、人にとっても、犬にとっても、フィラリア症は予防することは重要でしょう。
蚊に刺されないようにする、外を歩くときには人間は肌の露出を避けるような服装を心がけ、愛犬にも蚊に刺されないような予防策を考えてください。

4.犬のフィラリア症の予防

愛犬をフィラリア症から守るためには、蚊に刺されないようにすることが重要になります。
特に、外で飼っている犬は蚊に刺される確率が室内犬よりも高くなるため、より予防策を取る必要があります。

まず、できることなら外を散歩するときは、室内犬なら手足が隠れるぐらいの服を着用させてください。
そして、犬用の虫よけスプレーを活用するのも良い方法です。

ただし、人間用のスプレーは避けてください。
刺激が強すぎて、スプレーされるのを嫌がる犬もいるからです。

蚊取り線香といったものも有効です。
そして注意したいのは、フィラリア症を予防するために投薬するということです。

フィラリア症の予防に効果のある薬は、残念ながらありません。
フィラリア症の予防投薬のほとんどが、検査をしてフィラリアに感染していることが分かり、重症化を防ぐ目的として打つというものになります。

5.犬のフィラリア症の治療

犬のフィラリア症を治療するには、フィラリアという寄生虫の寿命を短くする、成虫を除去するといった方法になります。
フィラリア症の予防注射というのを聞くことがありますが、フィラリア症が予防できる薬は残念ながらありません。

予防注射として打ってもらうフィラリア症の注射は、検査を受け、愛犬がフィラリア症に感染していないと打ってもらえないのです。
よって、予防注射も治療のための注射と言えます。

フィラリア症の治療でポイントとなるのは、いかにして寄生虫であるフィラリアを体内から取り除くかになります。
寄生虫の寿命を短くして体内から除去する、手術して成虫を取り除くといった方法になります。

ただ、フィラリアが寄生しているだけで、これによる症状が現れていない場合、他の犬への感染を予防しながらフィラリアがいなくなるのを待つという方法が取られることもあります。

蚊に注意して、フィラリア症を予防しよう

犬のフィラリア症の予防は、蚊に刺されないようにすることが重要です。
愛犬にお洋服を着せることはオシャレが楽しめるだけでなく、蚊に刺されにくくなるためフィラリア予防に役立ちます。

そして、もし検査で陽性が出たら、早めに治療を開始してください。
早めに治療を開始すれば、フィラリアが成長する前に除去することができ、愛犬の負担も少なくなります。