子育てや仕事が一段楽した中高年の方が、何か勉強を再開されるケースが増えてきています。
そこでオススメしたいのが英語です。
東京オリンピックの開催も決まり、ボランティアの募集や日常生活の中で外国人の方と触れ合う機会が増えてくると考えられるからです。
ここではそんな英語の勉強の魅力、始め方と注意点をご紹介します。
1.まずは目標を決めましょう
まず英語を勉強し始める前に、最も大切なこと、目標を定めるところから始めましょう。
英語を使って何をしたいのか。
それによって勉強方法も異なります。
例えば英語を少しでも身につけて海外旅行へ行きたい。
東京オリンピックの際にボランティアとして何かお手伝をしたい。
海外のニュースを自分で読み・聞きできる様になりたい、などです。
まずは英語を身につけた自分をイメージしてみましょう。
注意したいのは、あまりにも高すぎる目標や一度クリアしたらそこで終わってしまう様な目標はできるだけ避けることです。
ネイティブスピーカーの様に話したい、という目標ではあまりにも漠然としすぎていて途中で諦めてしまう恐れもありますし、英語検定のXX級を合格する等の目標だと、一度クリアしたらそこで勉強を終えてしまう可能性もあります。
できるだけ段階的にレベルを上げていける様な目標や、長く続けられるような次の海外旅行までにはこのレベル、その次は1年後に海外で~ができるレベル、等と設定できる目標がいいでしょう。
2.身近なもので勉強を始めましょう
勉強を始めるとなると立派なテキストをそろえたり、辞書をそろえたりと道具から入る人もいます。
しかしまずは気楽に始めてみましょう。
例えば今はインターネットで簡単に情報が入る時代です。
日本の新聞会社が出している英字新聞のサイトがありますが、そこで短そうな記事や簡単そうな記事を1つ選んでみます。
最初は日本語の新聞に同じような内容の記事を探し、それを読んでから取り掛かるのがいいでしょう。
最新のトピックスなら必ず日本語の新聞にも記事があるはずですし、テレビのニュースでもやっているはずです。
最初からハードルを上げるのではなく、日本語でまずは頭に内容を入れておいて、そこから英語に取り掛かります。
そうすると、日本語で~というのは英語ではXXXと表現されているのか、などと記憶にも入りやすいのです。
またはテレビで海外のドラマや英語が放送されていれば、それを字幕表示にして見るのもオススメです。
絶対にやらないといけない、という強迫観念よりも、身近にあるものでなんとなくでも毎日続けられるという方が結果的には身につきやすくなるといえます。
3.成果を発揮できる機会を作りましょう
お家で毎日こつこつ勉強していても、自分がどれ程成長したのかはなかなか分からないものです。
そこでできれば自分の成果を発揮できる機会を途中に取り入れましょう。
道で地図を持って立ち止まっている外国人の人に話しかける、海外旅行に行ったときにレストランでオーダーしてみる、英会話教室にチャレンジしてみるのもいいでしょう。
まずはトライアルだけでも十分です。
注意したいのは何もすぐに成果がでると思い込まないこと、そして思い切って飛び込んでみることです。
確かに知らない人と話すことや間違いを指摘されることは怖いことです。
しかし、決してそれだけではありません。
ここで一度チャレンジしてみることで自分の弱点が見え、更に結果を伸ばす機会となるでしょう。
まだ不十分だから、と思わず思い切ってチャレンジしてみましょう。
4.楽しく続けられる方法を模索しましょう
英語の勉強を始めてみたものの、毎日続けるのがつらくなってきたり気が重くなってくることもあるかも知れません。
でもここで辞めてしまってはもったいないと自分を奮い立たせる人もいるかも知れませんが、大事なのは楽しく続けることです。
毎日続けることが辛くなってきたら、一旦目標や勉強方法を見直しても構いません。
楽しくないと勉強するこが義務の様に思えてしまい、逆に記憶にも残りにくくなります。
新聞を読むのが難しくてあまりにも時間がかかるのであれば、子供用の英語の読み物などレベルを落としてみるものいいでしょう。
ニュースを読むのが楽しくないのであれば、洋書を一冊買ってきて時間をかけて読むのもいいかも知れません。
何かを身につけようと思うと短期間に詰め込むのではなく、好きこそものの上手なれの言葉通り自分が楽しい、もっとやってみたいと思うことが大切です。
洋書や洋楽、YouTubeなど自分の好きなジャンルやツールを色々と試しながら探してみましょう。
何歳からでも英語の勉強は遅くない
いかがでしたか。
英語の勉強の始め方と注意点をご紹介しました。
新しく何かを学ぼうとする姿勢はすばらしいことであり、年齢は関係なく何歳からでも始められることです。
大切なのは自分が興味のあること、目標を定めてそれに向かうこと、毎日楽しく続けられること、成果を感じられることではないでしょうか。
ぜひ参考にしてみて下さい。