阿波踊り(徳島県)定年後シニアも飛び入り参加が可能な、にわか踊りが人気!

最終更新日:2017年12月14日

夏になると全国各地でさまざまなスタイルの盆踊りが行われますが、中でも徳島県の阿波踊りは最も有名な盆踊りです。

8月12日から15日の「徳島市阿波おどり」には、国内外から毎年130万人前後の観光客が訪れます。
時間に余裕のできた定年後シニアなら死ぬ前に一度は生で観てみたいものですね。

1.世界的知名度も高い日本一の盆踊り

岐阜県の郡上おどりや秋田県西馬音内の盆踊りと並んで日本三大盆踊りの1つに数えられる阿波踊りは、徳島県を発祥地として全国各地に広がりを見せています。

毎年夏に徳島県内一円で踊られる阿波踊りの中でも、最大規模のイベントが徳島市阿波おどりです。

徳島県の県庁所在地・徳島市の人口は約26万人ですが、その5倍に当たる約130万人という来場観光客数は日本一の盆踊りにふさわしい数字です。

テレビでも毎年のように中継されることで知られる阿波踊りは「アワダンス」の名で世界的知名度も高く、徳島市阿波おどりにも外国人観光客の姿が目立つようになりました。

踊り子の数が多い点でも徳島市阿波おどりは桁外れで、連と呼ばれる阿波踊り団体の数は1000を数え、踊り子は合計10万人にも達すると推定されます。

8月12日から15日までの4日間は徳島市内が阿波踊り一色となり、演舞場ばかりでなく市内の至るところで輪踊りが繰り広げられるのです。

2.男踊りと女踊りの違い

よく知られているように、阿波踊りの踊り方には大きく分けて男踊りと女踊りの2種類があります。

いずれも2拍子のリズムに乗って腰を軸に4分の1回転させながら手のひらを翻し、この動きを左右交互に繰り返しながら進んでいくのが阿波踊りの基本です。

男踊りは前屈みの姿勢で手の振りを大きくするのが特徴で、女踊りは上体を立てながら手の振りも控えめにします。

木綿の浴衣を着て頭に手拭いを巻き足袋姿で踊る男踊りのスタイルに比べ、ちりめん浴衣に編み笠・白い手甲と利休下駄といった女踊りの扮装は優美さが特徴です。

徳島市阿波おどりに参加する連には40組あまりの有名連に加え、企業連や学生連から商店街の結成した連に至るまで多種多様な連が存在します。

連ごとに踊り方やお囃子のテンポなどが異なりますが、その中でも娯茶平調とのんき調・阿呆調の3つが三大主流と呼ばれる流派です。

スローテンポの娯茶平調と朗らかな調子ののんき調、激しい踊り方が特徴の阿呆調といった流派ごとの特徴も見逃せません。

3.演舞場と選抜阿波おどり

徳島市阿波おどりの本番は連日午後6時から始まり、JR徳島駅南側一帯の主要道路を5時間にわたって歩行者天国にして踊りが繰り広げられます。

会場の中心となるのが徳島市内の4カ所に設けられた有料演舞場と2カ所に設置された無料演舞場です。

2017年の例では徳島市役所前と藍場浜公園内・紺屋町・南内町の4カ所に有料演舞場が設置され、前売料金2000円のS席から900円の自由席まで7月1日から発売が開始されました。

有料演舞場では午後6時からの第1部と8時半からの第2部で入れ替えも行われ、有名連が次々と入場してくるためレベルの高い阿波踊りを桟敷席でゆっくり見物できる場所です。

両国本町商店街と東新町商店街に設けられた演舞場は無料で観覧できますが、早くからの場所取りも欠かせません。

あわぎんホールでは夜の本番を前に日中も選抜阿波おどり大会が開催され、有名人なども連日参加するとあってシニアの観光客から人気を集めています。

4.市内の随所で見られる輪踊り

真夏の徳島で阿波踊りの熱気をじっくり味わうには有料の桟敷席が最も快適ですが、足腰に自信のあるシニアは徳島市内に繰り出して輪踊りを楽しんだり、自分で踊りに飛び入り参加したりしています。

徳島市阿波おどりは市内各所に設けられた演舞場に有名連の踊りが集中する一方で、公園や駐車場だけでなくあちこちの路上で即興的な輪踊りも見られるのが大きな特徴です。

演舞場では阿波踊りの連が行列をなして一方通行的に通過していくのと比べ、輪踊りはその名の通り小規模の踊りの周囲を人垣が取り囲む形で展開されます。

いつどこで踊りが始まるか予測できない上に、時には有名連のハイレベルな阿波踊りを間近で見られる点が輪踊りの魅力です。

演舞場で見る有名連の一糸乱れぬ集団パフォーマンスも素晴らしいですが、そうした輪踊りの方が阿波踊りの原点に近いとも言われています。

銀座おどり広場など商店街や町内会ごとに設置された街角の特設ステージも、市民から観光客まで人気を集めています。

5.飛び入り参加が可能なにわか踊りも人気

「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々」は阿波踊り唄の囃子詞という枠を超え、似たようなものの喩えとしても使われる言葉です。

そうした言い回しが広く知られるようになったほどに、阿波踊りは見る者を踊りに誘わずにはいられない独特の躍動感があります。

10万人が踊る徳島市阿波おどりを見れば、見物客も自然と体が動き出してくるものです。

徳島市阿波おどりでは自分でも踊りたくなったという人のために、踊る阿呆に仲間入りする道が用意されています。

にわか連に参加するのが最も本格的に踊る方法で、市内随所に設けられたおどり広場や街角広場で踊りに加わるのはもっと気楽な参加方法です。

期間中の午後6時30分と8時30分の2回に分けて徳島市役所市民広場と元町おどり広場を集合場所とするにわか連なら、踊り子のレッスンを受けた後に演舞場で踊ることができます。

阿波踊りは見るだけでも十分に楽しめますが、自分で踊ることで何倍も楽しめるものです。時間に余裕のできた定年後シニアなら、ぜひ、一度参加してみるのも良いですね。

400年以上の歴史を持つ徳島の阿波踊り

阿波踊りは蜂須賀家政の阿波入城に伴う徳島城完成祝いを起源とする説が有力で、400年以上の古い歴史を持ちます。

老若男女10万人の踊り手と観客が一体となった徳島市阿波おどりの熱狂ぶりは、リオのカーニバルにも匹敵すると言われています。

阿波踊りの熱気を肌で感じながら体を動かせば、身も心も大きく若返るものです。