派遣で働いて定年後の年金の足しにしましょう!登録から就業までの手順とメリット、デメリット

最終更新日:2017年10月19日

「定年後はゆったりと趣味や旅行をして過ごしたい」と考えている方、本当に定年退職して10年~20年楽しむほどの貯蓄はありますか?

60歳を超えると、いつ病気になってもおかしくない、いつ孫が生まれてもおかしくない、そんなお金がかかる年齢に突入しています。

もし、老後のお金のことで不安な方がいたら、是非「派遣社員」という働き方を検討されることをオススメ致します。

1.そもそも派遣社員とは、どのような勤務形態なのか

派遣社員とは、雇用主は派遣会社、勤務先が他企業といった働き方になります。

またほとんどの派遣の仕事の場合、契約期間を短期間で結び、双方の意見が合致した場合に契約更新をしていくといったものです。

以前は、正社員と派遣社員の間での格差などが懸念されていましたが、最近では派遣社員を守る法律が派遣法の改定により増えてきました。

また、少子高齢化が進んでいる現代ではいかにシルバー人材を獲得し、仕事の幅を広げていけるかが数多くある派遣会社が生き残っていくための術となっております。

2.定年退職後の派遣社員に働き口はあるのか

60歳を超えるとみなさん口をそろえて言われるのが、「今更雇ってくれるところないでしょ?」「パソコンなんて触れない」ということです。

しかし当たり前ですが、シルバー派遣のように会社から需要があるため、高齢者専門の派遣会社があります。

歳を重ねるごとに体力・視力は衰えていったとしても、若者にはない経験・知恵・根性を望んでいる会社は数多くあります。

60歳、65歳から、また新卒のような気持ちで新たな世界に踏み出していきませんか?

3.派遣会社への登録の流れ

まずは自分が働きたい派遣会社へ連絡し、登録会の日程を決めます。

現在、数多くの派遣会社が存在するため迷う方もいると思いますが、まずは求人紙を見て、自分の興味がある仕事を募集している派遣会社へ登録することをオススメします。

そして、登録に行く前に「自分の年齢・経験でも応募資格はあるのか」というところを確認しておくと、二度手間にならないと思います。

そして指定された日時に、履歴書などを持っていき登録会に参加します。

登録会では、派遣についての詳しい働き方の説明、希望の職種の面談などを行います。

この時、保険関係の不安や休みを希望する曜日などを事前に伝えておくと、仕事決定までスムーズに行くことが多いです。

4.派遣では面接をしない

派遣社員の場合、派遣先の社員が派遣社員を選定することを禁じています。

あくまでも、派遣社員として採用するかどうかは派遣会社の営業担当が決めますので、登録会などでもあまり大柄な態度をとらないことをオススメします。

しかし、面接はないといっても「派遣先への職場見学」を実施している派遣会社は多くなります。

職場見学に行くことで、派遣社員も職場の様子を事前に確かめられるのですが、派遣先の社員もこの時に派遣社員のスキル・経験等を見ていると考えた方がいいです。

あくまでも「面接」がないからといって適当にかわすのではなく、気持ちは「新卒」のような意気込みでいましょう。

5.日雇い派遣が60歳以上なら可能に

現在30日以内の勤務を「日雇い派遣」と言い、一部の業種を除いては日雇い派遣を禁止する法律があります。

しかし、日雇い派遣の法律では60歳以上であれば日雇い派遣禁止の除外とする法律があります。

そのため、「定年後、旅行にたくさん行きたい方」「お小遣い程度に働きたい方」「お金は欲しいけど、フルタイムで働くことは体調的に辛い方」には、単発・短期案件をオススメします。

様々な職種で働いてみると、今まで40年以上働いていた仕事よりこっちの方が自分に合ってるかも。

と驚く方も少なくはないです。

若いころに憧れていた仕事などに挑戦してみませんか?

6.派遣のデメリット

今まで派遣社員の様々なメリットをあげてきましたが、最後にデメリットもお伝えしようと思います。

それは、ほとんどの仕事には「契約期間」というものが存在し職種や会社によっては1ヵ月~3ヵ月のスパンというところもあります。

求人票や事前の紹介で「契約更新可能性あり」と記されていたとしても、あくまでもそれは可能性でしかありません。

契約更新にならない可能性もあります。

契約更新をされない理由は様々ですが、派遣社員は派遣先の負担が高額のため、人件費削減が理由となることもあれば派遣社員の勤務態度、スキル等が理由になる場合もあります。

また、もともと若い人を正社員として採用するまでの期間の繋ぎとして派遣社員を雇う会社もあります。

後々困らないためにも、長期勤務を望んでいる方は「派遣先が派遣社員を欲している背景」「どの程度のレベルを求めているか」などを予め営業担当に良く確認しておくこと。

そして「契約書」に簡単にサインをせず、良く読んでから契約を交わすということです。

定年後の派遣労働について知っておこう

定年を間近に控えている方、そして定年をされた方はどのような仕事をして、どのくらいの収入のもとどのような暮らしを送っていくのかということを是非一度良く考えて、ご自身のワークライフスタイルを確立していって頂ければと思います。

まずは選択肢を広げるという点も踏まえ、是非派遣会社の登録会に参加し派遣会社の営業に相談してみることをオススメします。